「ドラえもん のび太とブリキの迷宮(アニメ映画)」

総合得点
66.1
感想・評価
88
棚に入れた
557
ランキング
3015
★★★★☆ 3.6 (88)
物語
3.7
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

のび太、頑張る。

【概要】

アニメーション制作:シンエイ動画
1993年3月6日に公開された100分間の劇場アニメ。
原作は、藤子・F・不二雄が『月刊コロコロコミック』
にて連載していた「大長編ドラえもんシリーズ」作品。

監督は、芝山努。

【あらすじ】

真夜中に、のび太のパパが放送終了して砂嵐なTVをつけっぱなしで寝ていると、
海水浴とハイキングとスキーを楽しめるブリキンホテルのCMで目が覚める。
何故かCMはパパの声に反応して旅行の予約が成立。
二度寝したパパは覚えていたが、あれは夢だったと後で思う。
春休みに家族旅行も無くてむくれていたのび太は、ブリキンホテルに連れて行って貰えると、
はしゃいでいたがヌカ喜び。夢の旅行に連れて行ってもらえるとみんなに自慢していたが、
ダメになったと言えずに居心地が悪く、下校すると家にブリキ製のトランクが届いていた。

開けてみると中から門が伸びてきて、のび太とドラえもんがくぐった先は砂浜で、
ブリキ製の車が迎えに来て、案内されたのはブリキでできたホテル。
ホテルでのもてなしを受けたあとで、スキー(ドラえもんの道具)で遊ぶのび太。
その頃、ドラえもんは謎の飛行船に撃墜されて行方不明になるのだった。

【感想】

大長編ドラえもんの第14作目。

今回の冒険は、便利な機械に依存しすぎた人間タイプのチャモチャ星人が、
野心を持ったロボットたちに、自律した能力を衰退させられた挙げ句に反乱を起こされて、
生みの親であるはずの、この星の人類がロボットに支配されてしまった。
そして、星人のサピオ少年の求めに応じて、のび太たちがロボット軍隊と戦う話。
道具に頼り過ぎたら駄目になる、のび太の将来の可能性の一つが彼ら星人ですね。

今作では、ドラえもんが拉致されて電撃の拷問で故障して、
動かなくなって海の底に捨てられる暴力的な展開で、
国民的キャラクターの扱いとしては視聴者のショックが大きいかと。

そして、ドラえもん抜きでタケコプター以外のひみつ道具抜きで冒険することになった、
のび太・ジャイアン・スネ夫・しずかの4人。

いつもはドラえもんに頼って迷惑かけてばかりののび太が、寂しさでいっぱいになったり、
かけがえのない親友であるドラえもんを救うために勇気を振り絞って自分で考えて、
行動する姿が見ものであるかと。普段は情けないことが多いのび太だけど、
臆病でも根っこには勇気や優しさを持っていて決してダメ人間じゃないんだよと!
ロボットたちに誘導されてダメになったチャモチャ星人との対比で描かれています。

映画の尺の長さでは、途中では退屈なシーンが若干ありましたが、
のび太に感情移入したり、ドキドキするシーンがあったりでして、

そして、カタルシスたっぷりの独裁者ロボットのナポギストラーを倒す、
終盤のシーンの有名な、

『いーとーまきまきいーとーまきまきひーてひーてトントントン。』

が妙に心に残ったりでドラえもん映画の中ではインパクトが強いシーンが多めなことから、
心が躍って楽しめるものではありました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/23
閲覧 : 58
サンキュー:

13

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