お茶 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
3期への序章
新体制を描いたこと自体を評価したい。
今まで人気だったキャラクターが抜け、新しいキャラクターを生み出すのは、メリット、デメリットがあり、主人公で引っ張っていければいいものの、久美子は黒子役のようなタイプで目立ちにくい。そこをどう魅せるかが、面白さの分かれ目だと鑑みます。
物語はアンサンブルコンテストにむけて練習していく流れ。どのメンバーと組むか&練習での葛藤などが描かれていて、先輩も登場させるのが巧みな演出で、さらに新キャラクターを活躍させることで、デメリットを減らし、メリットを生み出していた。
周りからあれこれと言われながらも受け入れる柔軟性と、譲れないところは貫き、部の課題をなんだかんだ解決する久美子部長は、群像劇の主人公として優れたキャラクターだと思います。
リズと青い鳥などもそうですが、群像劇でありながら、特定の誰かにスポットライトを当てる作風は、本作のお家芸といった趣で、色々なスピンオフを生み出せる伸び代を感じさせます。
残念なのがインパクトに欠ける点。なにかしら劇的な展開や演奏がほしかった。三期がはじまっているので、そちらに期待ですかね。