テングタケ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これは名作
何よりもまず、主人公のアッシュが強く、カッコよく、有能で、そしてセクシー。主人公が魅力的というだけで既に良作は約束されています。さらには主人公だけではなく、副主人公である日本人代表・英二はまあ置いといて、わきを固める大人や仲間たち、敵も皆魅力的。シンとか、なかなかあそこまで中身のあるサブキャラって作れないものですよね。そしてスーパー強カッコイイ、敵役であるブランカ。これは男惚れしますわ。
物語全般を通して、強烈なBL臭(香)が漂っています。いたってノーマルな私は「BL?ケッ」とか思うんですが、考えてみればパタリロとかエロイカより~とか好きだったし、尾崎南のBRONZEとか買ってたのはここだけの秘密。
キャラの魅力だけではなく、ストーリーも面白いです。全24話で、毎回驚くべき事件が発生して、スピーディーにノンストップで24話を駆け抜けていきます。作者の手腕には心底感嘆させられます。
作者は吉田秋生さんという女流作家。名前は「あきみ」と読みますが、「あきお」かと思ってました。でもなぜか女性だとは思ってました。「吉祥天女」の主人公のイメージで。
OPは前期・後期とも英語をシャウトするロックな曲であんまり興味がわきませんが、前期のOPで、炎にオーバーラップして敵が線画で出てくるシーンがえらくカッコイイです。本編ではかませっぽいオーサーとか、ハゲオヤジさえもがOP中では痺れるほどイカしてます。
といわけで、BL大好きっ子からノンケまで、広くお勧めできる作品です。