タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
怪異と乙女と神隠しと部屋とワイシャツと私。
詳細は公式でも。
小学館『やわらかスピリッツ』連載中の、ぬじまさんによるコミックのアニメ化作品です。制作は「異世界のんびり農家」「イケナイ教」「氷属性男子となんちゃら」のゼロジーです。
で、本作品の監督は、以前に酷評した「バッテリー」の監督で、その時も今回もシリーズ構成を監督自ら務めているということで、かなり警戒していたわけです。
初っ端っから、ありえないほどの爆乳女子が出てきて、やれやれと閉口したのですが、なるほど爆乳には伏線があったのですね。万葉集の和歌を口にすると、幼女がえりを起こすと。そのシーンを効果的にするために、爆乳がシオシオと萎んでいくさまを見せますよと。
んー、初回はなんてことない導入といった感じ。
OP映像で「きさらぎ駅」が出てきて、あーまた擦り倒した都市伝説系オカルトホラー物かと閉口したわけですが、うんまあ、そこそこ楽しめました。
作画もゼロジーにしては普通。
いちおう、もう少し様子見していこうかなというところです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
こういったホラー的なストーリーって、テンポが命って気がするんですよね。実際「ダークギャザリング」とか序盤はポンポン話が進んで面白く観られましたしね。
翻って本作。
やれ、乙の学校に爆乳作家が潜入するって話。これがまた、延々と長い。で、女子校に潜入した爆乳が、JKたちの園で興奮とか、手垢の尽きまくったライト百合?的なノリもしつこいのなんの。
で、挙句の果てに女の子たちに囲まれて話するシーンが冗長すぎてもうね…
それで、よだれ舐め先生の話を次週に引っ張る始末。
なんか、必要に応じて話を細かく描写したというよりも、このパートを2週に分けるために無理に引き伸ばした感が伝わってくるんですよね。
ちょっとね、うーん。
早く本題に入れよって思いながら観ていた2話でした。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうか、う~ん…
銭湯の娘が、女性の下着を見ることに血熱を上げているというお話。まあ、もちろん何らかの怪異が関係しているんでしょうけど、今回は一切そんなことは語られず、ただただエロくもない作画のエロいシーンを見せられたという…
これが話を引っ張っているのか、それとも単に構成がまずいのか、ちょっと判断つかないですね。少なくとも、面白くはないです。
まあ、制作スタッフが「(観た記憶を)忘却(したい)バッテリー」の面々ですから、期待するだけ野暮ってものではありますが。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
シンプルに面白くないんですよね。
ただ、タチが悪いのはパッケージは面白そうなのに、フタを開けてみれば面白くないというところ。怪異を単純に倒していく話なら、これはこれで面白くするのは難しいけど、まあいわゆる“ジャンプ系”みたいにお子様向けにできるとは思います。ただ、それは“スピリッツ系”の本作では許されない…
もちろん原作由来の原因もあるとは思うんですが、アニメ化によって面白く感じないという面もありそう。それがなにか掴みきれてはいないんですが。
まず間違いなく言えるのは、ゼロジーの中途半端な作画。もっと崩壊に近い悪作画なら、それはそれとしてニコ動でけなせるレベルになるとは思いますが、そこまででもない。逆に京アニやufotableレベルの作画なら、絵の綺麗さで良作にまで持ってこれる(「氷菓」的な雰囲気もある作品だし)。
そのどちらでもない。中途半端。
で、もひとつ今回で感じたのは、必要なのはわかるけど回想が長い。
団地妻の幼少期、謎の本屋に出会ったという回想が長い長い。で、何? このエピソードは片付いたの? それとも、最後のほうに出てきた「現代の付喪神」であるvtuberの人魚姫と関係があるの?
こういう情報の小出し感も、観ていてイライラするポイント。
う~ん…
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
なんですか? 声優アイドルでも売り出したいんですか?
序盤に長々と金髪美少女のカラオケ歌唱を聞かされ、最後には猫の王?のキテレツな踊りと歌を聞かされました。
話も実に陳腐。vTuberが大事にしていたキャラを捨てたから、付喪神になってファンの人達を失神させましたよという話。
手癖が悪いなぁ。まーたカテキョの先生を爆乳にしますか。
ここまで観ておいてなんですが、面白いと思ったことがなかったんですよね。ただ、面白くなりそうな要素もあると思ったんですが、ちょっともう挽回できない感じ。別に落とし所も気にならないので、ここらで離脱しますね。
{/netabare}