タック二階堂 さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
自らにかけられた魔女の呪いを解くために、別の魔女を嫁にする…?
詳細は略。
はい、なろう。
制作は、冒頭からの作画でENGIかGEEKTOYSかなと思ったら、やっぱりENGIでした。
ま、まずは作画ですが、「たんもし」レベル(ただし1話は除く)。
量産型の主人公のキャラデザと量産型のヒロイン魔女のキャラデザ。
お付きが、まー鬱陶しいこと。
「殿下、なぜこんな無茶な挑戦をなさるのですか」
いや、もう目の前に魔女の塔がある場所まで付いてきて、いまさら何を言ってるんだこいつは、と。
で、それが1話終盤まで続きますからね。「殿下、もう帰りましょう」ってな感じで。
でまあ、すったもんだあって、塔の魔女を1年間限定で自分の城に住まわせるということで決着と。
とうてい面白くなりそうもないのですが、とりあえず3話まで様子見してみます。ホント、ここまでなろう異世界が箸にも棒にもかからない作品ばっかり…
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
中の人が一緒なので、魔女が戦っているシーンがフリーレンに見えてしょうがなかった。
話はホント、なんてことないなろう異世界モノって感じですね。次で判断しましょうか。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
ここまで、なんか掴みどころのない作品だなと思って観ていましたが、今回はひどい。なんだ、このトンチキな話は…
全体的に、構成とか脚本が大雑把というか、ただ単にイベントを繋いでいってるだけという印象を受けます。その表層をサラッと見せていくだけというか…
作り方次第では、けっこう面白くなったんじゃないのかな、この作品。お茶漬けを白湯で薄めて、サラサラと食べさせられているような感覚。味も旨味もない。
なんか、もったいない気がします。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ面白くないねぇ。
何が原因なのかな。原作の問題はもちろんあるのでしょうけど、なんだろうなぁ。今回の話に関しては、山なし谷なしって感じ。のっぺりとした平坦なストーリーをサラーっと通り過ぎただけという感じ。
パーティーで襲ってきた「呼ばれぬ魔女」の手下とのバトルも、作画のせいもあって盛り上がらないこと、この上ない。
話の目的がふわふわしていることが原因のような気がしますね。そもそも魔女にかけられた王子の呪いを解くため、ティナーシャは1年間の契約で城で暮らすって話なわけですが、6話で解呪しちゃったもんね。
これがなんともね。ラスボスがその魔女という展開になるのかもしれないけど(話数的に「呼ばれぬ魔女」?)、どうにも盛り上がらない。
なんか、せっかく面白くなりそうな要素が多いのに、制作陣に本作を面白くしようという気概をまったく感じないです。ただ作っているだけというか。
なんだかなぁ。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
今クールのラスボスであろう「呼ばれぬ魔女」との対決も、これまたずいぶんとあっさり。その前にティナーシャがあれこれ手を打ったのを、ぜーんぶセリフで言わせやんの。ひどい構成ですよ、まったく。
で、結婚式を挙げました。その場に、オスカーに呪いをかけた「沈黙の魔女」がいましたよっと。物好きな女の顔を見に来たそうです。へー、さよけ。
雑だよね、全体的に。作りもシナリオも。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ティナーシャの塔の片付けを手伝っていたオスカー。すごい無理やりな感じで呪文の刻まれた青い玉を発見。それが光り輝いて、400年前のティナーシャ10歳のころに飛ばされますよと。
最終回でやる話かこれが?
と思って観ていたのですが、なんとなんとティナーシャの過去の大事件を解決して、過去改変しちゃいましたよと。
で、改変したら、元いた世界線は消えちゃう。つまり、過去に飛ばされたオスカーも消えちゃう。バタフライエフェクトってやつですね。
あのさぁ…
こんな重要なエピソードを、1期の最終話で1話でやるようなもんじゃないでしょ。どういう構成してんの? おかしいだろ、こんな重要なエピソードの発端が、片付けの最中に起こるって。
ていうか、2期やるなら、なんでこんなアホみたいなすっ飛ばし方でストーリーを進めたんでしょうか。
面白くなりそうな要素は随所に感じる作品なのに、ストーリー構成が拙速というか雑なために、常にふわふわした感じで視聴させられることに。最終話だって、「なんでこの最終盤で、こんな話を見せられているんだ」とイライラしながら観ていたら、あれよあれよの大どんでん返し。
こんな不本意などんでん返しを見たいわけじゃないんですよ。泣かしにきているかもしれませんが、泣けるかこんなもん!
やっぱ、これはちょっと残念なアニメ化だったんだろうなというのが想像に難くないです。この人がシリ構の作品はいつもこうだ…
{/netabare}