中島野球しようぜ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
オープニングと最終回ありきで許されてる感はあるが、今見てみると解せないところも多い、おすすめ度★★★☆☆
悟空がいたから楽しかった
ドラゴンボールの最終回の続きを描いた作品はGTと超、両者あるがこちらは過去に作られたZ最終回の続き。
子供になった悟空が究極ドラゴンボールを集めるために宇宙に旅立つという序盤のストーリーは冗長でつまらないという声もあるものの内容的には面白い。ベビー登場以降は再びバトル路線に舵を切るが、内容的にはさらに面白くなった。とはいえベジータを乗っ取るベビーやベビーに洗脳された悟飯達の行動等トラウマになりかねない描写が増えたのは流石にいただけない。 超17号編は平穏に暮らしていた17号を無理やり洗脳して殺させるという展開には流石に制作スタッフの悪趣味さを感じさせられた。超17号自体は敵の構想としては悪くないが経緯に人の心が無さすぎる。
あと酷いと思ったのはキャラの扱い。超と比較して悟空がまともなのは良いが他キャラがおざなりになってる。パンがわがままな言動でヘイトを貯めまくるしとにかくわめくので非常に不愉快。スーパーヒーローのパンは聞き分けがよく不快感がないキャラになってるあたりGTのパンは内心制作陣も問題に感じていたのか?まぁそちらはベビー編以降で悪印象を改善したが。
問題はベジータの雑な扱い。邪悪龍編で超サイヤ人4に覚醒するまでずっと噛ませ扱いとか酷すぎない?悟飯、悟天、ベビー編以降のトランクスもベビーに洗脳されてたのと洗脳解放後のバフ要員だし、超一星龍戦での「僕たちも戦います」以外見せ場無かったような…超はキャラを蔑ろにしているから駄作!という人は多いが、GTの時点で悟飯や中盤までのベジータ、セルやフリーザを蔑ろにしている事実を忘れてはならない。
GTと比べて超は…とよく批判されているが、ぶっちゃけ中身自体は超と大差ないと思う。GTファンの色眼鏡の度合いが強すぎるだけ。