ちょま さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
地味に楽しめはするが
新宿区役所の新入社員、ミヤコアラタは妖怪や妖精などといった空想上と思われていた存在と人間の共存を図る「夜間地域交流課」に配属される。いきなりのオカルトな展開にびっくりするアラタだったが、オカルトな存在たちの言語が聞き取れる「砂の耳」の力が覚醒。その力でさまざまなトラブルに対処していく。
正直地味な作品。見応えあるシーンがあるわけでもなし、とんでもない展開があるわけでもなし。キャラもかなり普通の部類、というか尖ってないのであまり嫌味はないが刺さる人も多くないだろう。個人的に主人公アラタと他職員とのコミュニケーションが気持ち不足してるのはちょっとイラッとした。おかげでトラブルになったりするので…ちゃんと教育せい!
ストーリーの妖怪や天使や悪魔との共存を図る、というアイデアは面白いし、基本的にまとまっている。が!いかんせん作画イマイチなのでそこの魅力もうまく描き出せてなかったように思う…お役所仕事という設定上、街中でどんぱちみたいなアクションにできないのは仕方ないにしても、その場の緊張感やキャラの心情描写がホント「最低限作画しました」って感じ。
結果的にありとあらゆる演出がチープ。う〜ん…空気感を魅力的に描く作品もあるので…いやほんと予算無かったんだろな…OPからしてその感じがすごい伝わるもの!
多分原作が一定以上の面白さを持っているから見れたのだと思う。おすすめはしない。