蒼い✨️ さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
藤子不二雄ヒーローショー。
【概要】
アニメーション制作:シンエイ動画
1984年03月17日に公開された52分間の劇場アニメ。
原作は、『月刊コロコロコミック』などの小学館の各漫画雑誌で、
藤子不二雄が連載していた「忍者ハットリくん」と「パーマン」
監督は、原田益次。総監督は、笹川ひろし。
【あらすじ】
川原でラジコン飛行機で遊んでいた、ケン一、シンゾウ、ケムマキ、夢子、獅子丸は、
覆面をかぶった男たちに追われている金髪白人少女のユーリーに助けを求められた。
同じ頃、山林で忍者修行をしていたハットリくんとツバメは、
ハットリくんの弟であるシンゾウの忍者笛を聞きつけて現場に直行。
そこで見たのは気を失ったケン一たちと、覆面男たちによるユーリーの拉致の最中。
得意の忍術で覆面男たちを動けなくしてユーリーを取り返したハットリくん。
そこに子供向けの特撮ドラマに登場しそうな格好のサイコマンが現れて対決。
超能力を使うサイコマンは強敵でありパーマン1号~4号が援軍に現れるが、
それでもサイコマンに翻弄されて、切り札であるシンゾウの泣き声パワーをぶつけた。
その破壊音波攻撃に耐えきれずにサイコマンと部下である覆面男たちは去っていった。
ユーリーは超能力者であり、「世界超能力びっくりショー」の出演で来日。
サイコマンと父親の目的は、超能力者を集めて世界征服に利用することだった。
【感想】
「ドラえもん のび太の魔界大冒険」との同時上映作品。
80年代の小学校低学年児童にとって、藤子不二雄アニメは毎日の楽しみであり、
子供人気のあるアニメの主人公がダブルで共演してお祭り的な活躍をする。
ただ、それだけでアニメの目的は達成していて、
好きな藤子キャラクターを楽しめれば良いという、
当時のファンでもある児童向けのシンプルすぎて適当さすら感じられる、
ほとんどヒーローショー的なノリで中身が無いストーリー。
退屈なカレーミュージカル、退屈な超能力ショー、退屈なアメリカへの渡航、
最後はニューヨークで敵であるサイコマン親子との戦いの末に、
ユーリーとの血縁関係が発覚して改めて親子としての感動?の対面で改心。
めでたしめでたしで終わりなのですが、それが一瞬の出来事であったり、
心の流れに基づいた描写が妙にあっさりでやはり適当過ぎてて、
40年前のアニメであるのを差し引いても、異様に雑で物足りないものでした。
子供向けにスナック感覚で楽しむ映画に感動演出は要らない判断でしょうけど、
本当に薄味でつまらないアニメ映画で、当時の子供の気分で楽しめるか、
40年前のハットリくんやパーマンのファンがノスタルジーに浸る目的でも無ければ、
楽しむには厳しい内容であると思いました。
適当な感想ですが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。