かんぱり さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
地味だけど丁寧なハイ・ファンタジー
ミスリル級冒険者を目指してダンジョンを探索するレント・ファイナは、隠し部屋で龍と遭遇し・・気づくと人間でなくなっていた・・で始まる物語。
これ、異世界ものじゃなくてハイ・ファンタジーなんだけど、調べたらこれも小説家になろう原作なんですね。
でも世界観やキャラたちの描写が丁寧で、ハイ・ファンタジーものは好きなので最後まで面白く見ることができました。
〇良かったところ
主人公のレントがいい人なところと、彼の人柄を慕って、彼が人間でなくなっても家族として仲間として友人として接してくれた周りの人々との関係が良かった。
未解明な謎がたくさんある世界観。隠し部屋からの隠し転移陣の先の謎の部屋と謎の魔法使いとか。ああいうのは世界観の広がりを感じさせるので未解決のままでも私はOKかな。
鉄級冒険者 → ミスリル級冒険者まで何段階もある冒険者ランクで、主人公も割と強いのにまだ銅級冒険者なところ。この世界にはさらに強い存在がたくさんいると思わせるところ。(謎の魔法使いもそうかな)
でもこういう丁寧なんだけど地味な感じの作品は評価されにくいですよね。
前期の最果てのパラディンとかこれとか好きなんですけど。。
異世界転生もののほうが展開が派手なのが多いし、だらだら見やすい感じなのでそういう作品が目立っちゃうところはあるのかな・・
EDの曲が静かだけどしみじみとくる感じで好きでした。
この作品の雰囲気にぴったりだと思います。