四ツ谷ミツル さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
天下無敵のユミエラぱーんち!
これはライトに楽しめる作品だ。
見やすい作品だった。
最近アニメでもよく見かける悪役令嬢ものと"また私何かやっちゃいました?"系のハイブリッドだ。
作画は線の描き方とか綺麗で絵柄のクセもない。途中から潔すぎるくらいのCGのドラゴンとかCGのモブ兵士の群れがよく出てくるのだが、作画自体は特に崩れもしないので見やすいと思う。
ストーリーは…自分から言わせてもらうと1話が1番鬼門だった。
ベッタベタコッテコテの少女漫画(乙女ゲー?)特有のキラキラ感がこれでもかと全面に押し出されるので、これ無理かもしんねぇ…とちょっと挫折しかけた。が、そこさえ乗り越えられれば後はユミエラ視点になって、ラブロマンスもかなりライトになるので見られた。
ちょいちょいヒロイン大好き三原色頭の男子に突っかかられるが、ユミエラがあまりにも強すぎるので全部あっさり解決する。
まさに天下無敵のユミエラぱーんち!である。
頑張れパトリック。応援してるぞ。
OPED共に良かった。
OPは今どきっぽいデジタルロックで中々クセになるし、EDのキャラソンは文句なく可愛かった。ユミエラの掛け声とか癒された。
アニメ勢なのでこの可愛い縦ロールの娘はいつ出てくるんだとヤキモキしていたが、大分出番があっさりしていた。おばか可愛くていいキャラだったので、正直もっと見たかった。
声優陣は普通に合ってたと思う。
ファイルーズあいさんは元気いっぱいガールのイメージだったのでこんな引き出しもあるのかとちょっと驚いた。
ストーリーもクセが無く見やすいし、ラストもいい感じでまとまっている。
が、最終話は個人的にちょっと、ん?ってなった。
※以下最終話について語るので伏せさせて頂く。
{netabare}
最後、ユミエラがゲームの強制力とやらに支配されたアリシアに刺されるのだが、レベル99の割にすげーあっさり刺されるし、アリシアはこれまたゲームの力(?)で元に戻るし。
数分前に魔王を完封したユミエラがそんなナイフ一本で死にかける?って最後にちょっとよく分からんくなった。
ちょっと調べてみたら、これアニオリらしい。
まあラストの山場は大事だよなって事で一応納得したが、それなら作画とかもうちょっと頑張って欲しかったかな。
{/netabare}
まあ細かい突っ込み所はあるが、隙間時間とかにふわーっと見る分には丁度いい作品だ。