og3jar さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2024年冬のダークホース
題名からして、いつもの悪役令嬢ものだと思ってあまり期待していませんでしたが全然そんな事ありませんでした。1話目はリーシェが殺されてしまう場面が映し出されるのでので、しんどい面もありましたが、トーヤマトールさん(youtuber)の考察動画を見て、その後何度も本編を観直しました。
親に(ディートリヒ)王太子との結婚のみが、公爵家に生まれた女の子の存在意義だと教えられ、知識も教養も社交程度でよいと育てられたがリーシェが、過去6回のやり直し人生で経験・知識を積み、死亡してやり直しの原因となったアルノルト・ハイン殿下に見初められると言う何とも面白い展開となっています。
他国ですがアルノルト・ハイン皇太子との婚約が出来た理由が、リーシェの生き方が、結婚しか考えないない他の令嬢とは違う考え、自分で人生を切り開く事令嬢と言う彼女の生き方が、アルノルト・ハインに魅力的に刺さったと言う事ですから、逆説的です。
トーヤマトールさんから学んだことですが、6回の人生のやり直しで何をどんな順番で学んだかに意味があり、5回目の人生については故意に伏せられている等、私が全然意識していなかった事を教えてもらい楽しい感じると同時に、自分でも気づきたかったなと、ちょっぴり残念な気持ちにもなりました。
この作品の一番楽しい所は、二人の関係です。毎回アルノルトはリーシェの行動に驚きます。それでいて行動の自由を約束しています。はたしてリーシェは6回の死亡の原因となった戦争を阻止出来るのか?!
最終回はリーシェの画策でコヨル国との同盟成立と言う所で終わりましたが、アルノルト・ハインの傷の理由や何故父親を殺すのか、何故戦争を始めたのか理由がまだわかっていません。
続きが楽しみです。