Bハウス さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
過去・現在・未来
2021年に発表されるといきなり漫画大賞を受賞
翌年にアニメ化も発表された時点から話題だったが
ぼっちざろっくの斎藤圭一郎氏が監督に決まり
一段も二段もハードルが上がっていた
そして衝撃の第1話から4話を金曜ロードショーの
2時間枠で放送と言う異例中の異例
全28話と言う近代作品では稀少な大作
その名に恥じない高水準のアニメになった
物語の核はタイトルに書いた通り
長命種であるエルフ・フリーレンの視点で見る
大河ドラマのような歴史小説
共に戦った勇者ヒンメルとの記憶をたどり
もう一度会うための旅をはじめ
勇者パーティの仲間ハイターが助けたフェルンと
ドワーフアイゼンの弟子シュタルクが共にする
前半はかつて戦った魔族の登場や
幼馴染を追いかけて旅をする聖者ザインの話
後半は北部へ行くために必須な1級魔法使いを
取得するための試験編であり
ここでフリーレンの師匠フランメや
フランメを教えたゼーリエの存在が
道の指針を照らすような流れになっている
言葉だと陳腐だし壮大さは言語化しにくい
戦闘シーンの圧倒的な作画力と
普段の日常でのやり取りが緩急ついており
映像で見た方が説得力あるから
元々日本テレビとマットハウスは
浦沢直樹作品を制作していたので
背景の色使いとかは踏襲しているんだけど
見せ場シーンの決め打ちが的確で
アニオリシーンもふんだんに入っているのに
原作勢からは不満は聞かれず
逆に高い解像度で満足したと言わしめているからね
改めて斎藤監督の凄みを知ったよ
各話演出の人が先輩ばかりで苦労しただろうしw
ぼっちで満点出してこの作品下なのかよと
憤る人がいると思うけども
ファンタジーの距離感もあるし
原作ファンも言うように基本は淡々と
物語が流れるのでそこに差をつけたかな
恐らく未確認ライオットより黄金卿編が
先にアニメ化されるから嫉妬もあるw