テナ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひまわり
施設育ちの少女百千ひまりは死んだ両親からプレゼントが送られてきます。
それは山深くにある古い大きなお屋敷。
しかし、そのお屋敷には三人の人物が住んでいました。
葵、伊勢、紫は現在の百千家を守っているのですが……
その屋敷は妖の住まうお屋敷だったのです。
そしてこの場所に住まう妖達は他に行く場所がない妖達の家になっていたのです。
妖達が出てくるアニメです。
妖も小妖怪達も可愛く、軽くですが戦闘もあります。
うーん、妖とか好きな人は楽しめると思うし、妖と言えば夏目友人帳にも近い感じはしますが、それともまた違う妖アニメですね。
私は妖とかオカルトが大好きなんで、そう言う点でもこちらの作品の評価は高めですね。
絵も綺麗だし内容も面白く見やすい作品でしたね。
さて、軽く内容について感じたことを書きます。
このお屋敷はマヨイガなんですが、灯りをつけてくれたり、安全な飲み水が湧いてきたり、食材も何故か用意されている。
とても、いい生活ですねww
私もこんなお屋敷で暮らしたいですww
葵は偶然迷い込んだお屋敷に「守り手」に選ばれた普通の人間です。
だからこそ背負うものも沢山有れば、秘密も沢山抱えている男の子です。
そして、家の守り手に課せられた足枷……
この屋敷から出られない……人間の世界に戻れない男の子。
そして、彼は存在しない人間として誰かも忘れられてしまっているらしい?です。
だからこそ、葵はひまりに出て行けと言います。
彼女には家から出る事が出来るから、人間と妖は住む場所が違うのだから……
でも、ひまりが居なくなった後の葵の顔は笑ってましたが目と声は寂しそうに私には感じたした。
でも、ひまりが直ぐに戻ってきて「出られる方法を探して必ず追い出してやるから!」のセリフに葵の顔は凄く嬉しそうに見えたのです。
で、葵の友達が来る話では妖の正体もバラせないし同年代の男子と同居してるのがバレるのはマズイと三人が女装しますw
彼らの女装の名前って本名に子を付けてるけど、アオイ、ユカリ、イセ、全員男女関係なく使える名前だと思うけど、無理に「子」をつけると不思議と違和感がww
で、ひまりの友達の中に「死人」が居るらしいです……
「Another」みたいな設定来た!!
でもね、「死人」の鳥井さんは全然悪い子じゃなくて、病気で早くして命を落として、霊体になって、そんな自分に誰も気づいてくれなくて寂しくて、妖になれば友達になってくれる人がいると信じて、火車に利用されていたんです。
だから、本当は誰かを傷つけたい訳じゃなくて、ただただ、友達が欲しかっただけってのも切ないよね。
ひまりが彼女の友達になってくれたから彼女は成仏できたんだと思いました。
斑目さんは何か勘づいた?
何も言わずに居てくれたけど。
日高君の話もね。
葵が守り手になる前の友達です。
本来は守り手の人間は守り手になる事で関係者からの記憶が消えるのですが。
日高君は葵の存在が記憶の片隅に微かに残っていて、日高が大切な者(葵)を犠牲に祠(管狐)に願掛けしてしまったと勘違いして、消えた葵への罪悪感に苦しみ続けていました。
結局はタイミングの悪かっただけで犠牲にはなってなかったんだけどね……
管狐も本当は日高が好きで話したり遊んだりしたかったんだろうなぁー
それだけ、日高が大好きだったんんでしょうね……例え自分が認識されなくても、それを認めたり諦めたりする事は出来なかったんでしょうね……
覗き鏡の話とかは人間不信になるよねww
迷い込んで助けに来た、伊勢と紫も実は敵の変装、次に来た葵も敵の変装…
この覗き鏡が覗かせる物って自分の心なのかもしれませんね。
自分の心の奥底は案外自分でもよく知らないものなのかもしれませんね。
ひまりは葵に告白してフラれます。
次の日にはタイのお頭にお赤飯、百千フラれ音頭で元気づける紫と伊勢……励ましてるのか煽ってるのか解らないww
猫婆馬が登場。
葵にお見合いの話を持ってきます。
困る葵を助けようととするけど、猫婆馬はひまりの言葉を人間だからと聞き入れてくれず…
ちょっと、猫婆馬ウザイねww
お見合いってそんなに大切かな?
強制される婚姻ほど萎える物はない気がする…
猫婆馬とひまりの関係性が嫁姑問題のソレじゃないかwww
挙句の果てに、失くしていない簪を無くしたと嘘でひまりに大変な所ばかり探させる始末。
それでも猫婆馬の嫌味にも負けず、ひまりは「家族から貰った大切な物でしょ?絶対見つけるから安心して」って優しく微笑んであるハズもない簪を探し続けます。
ひまりは優しいね。
私なら、「自分も探せ!」ってバリカン持って毛を剃りにいくきどなぁ〜
ただ、最後はそんなひまりだから認めてくるたのか簪を猫婆馬から貰います。
少しは、ひまりの優しさや頑張りを認めてくれたのかもしれませんね。
で、先生!那智先生が葵が式神にしようと襲ってきます。
実は葵は現在、ヌエになれないスランプ状態にあって、それも那智先生の想定通りらしく……
ひまりは葵を助けるために記憶の開ける棚に辿りつきます。
「百千ひまり」には両親の事を知りたくて彼女は託された百千家に来ました。
そこには沢山の生者の棚がありました。
その中には、ひまり自身の棚があります。
ひまりの棚を開けたら、両親の事を知れる。
でも、棚は一つしか開けられません。
そして、二度と棚を開ける事が出来ないのだとか……
けど、葵の棚を開ける事を決意します。
私がひまりでも葵の棚を開けますね。
何故から、「大切な人」だからです。
どうでももいい人なら、自分のを開けると思うけど、救いたい大切な人なら多くの人は、ひまりと同じ選択肢を選ぶと思います。
葵の記憶
妖が見える彼は家族とも上手く行かず……
葵はお母さんが大好きで、そんなお母さんを病で亡くしてしまい、新しいお母さんが出来ました。
新しいお母さんが出来て彼は仲良くしようとしていて、お母さんも優しくしてくれる、けど、妖達が邪魔をして上手く行かなくて……
新しいお母さんも本当は葵を大切にしてくれようとしたんだと思うんです。
けど、多くの場合、子供が「何か見える」と言うと、「嘘」や「不気味」だと感じると思うんです。
私は幽霊や妖や宇宙人とかオカルトは好きだから興味本位で「何が見えるの?」と聞き、それを悪いようには捉えないと思います。
それが、嘘であったとしても、それはそれで話を聞かないと解らないです。
でも、多分、私の様に全ての人間がオカルト好きじゃないし、そう言う事が原因で友達にハブられたりとか、周りから気味悪がられたりするとやっぱり1番可哀想なのは子供で、それを不安に感じるのも親としては心配ですよね。
それでも、嘘でも真実だも「会話」が大切だと思います。
多分、真実でも、どうして、そう言うのを言ってはいけないのか、しっかり会話が必要だと思うんです。
「お友達を怖わがらせちゃう」とか「何かあったら私が聞くから私に話して」とか、吐き口も用意してあげたりとか。
葵のお母さんは、それが出来る人でした。
彼女も何かを感じる事が出来たらしいですが、葵の話しを聞いて見守ってくれました。
葵のお父さんは感じ取れない人でした。
葵の言葉を本気にせず会話をしない。
もしかしたら、虚言だと感じていたのかもしれない、それでも葵には母が必要だと再婚してくれた人らしいけど、葵に向き合えていない様に感じたんですよね。
新しいお母さんは葵の「何が見える」を理由に自分を否定してる様に感じたんですよね。
少し解る…かな。
多分、想像だけど、新しいお母さんって多くの場合は子供と向き合おうとすると思うんですよ。
でも、新しいお母さんからしたら、前のお母さんには多分敵わないって感じちゃうんじゃないかな?
そんな気持ちが邪魔をして、子供の何気ない言葉一つが刺さってしまう。
どうしても、後ろ向きな考え方になっちゃうんじゃないかな?
それが不安やストレスに代わり当たりが強くなってしまう。
でも、彼女も会話をしなかった。
会話があれば、葵が新しいお母さんを嫌っていない事を伝えられたかもしれない。
きっと、幼い葵には難しいしお母さんから、しっかり葵に向き合えば言葉の意味を信じる信じないかは、彼女次第かも知れないけど、葵の新しいお母さんへの気持ちは伝わる、その気持ちと向き合えたんじゃないかな?
お母さんのお腹の中の子供(弟?妹?)が葵を否定したのは何者なのかは判りません。
候補として3つ
1つ、葵の妄想。
仲直り出来ないと内心思う部分があり、否定される事への恐怖が彼にそう感じさせたのかもしれません。
2つ、妖のイタズラ。
黒いモヤだったからこれが濃厚かな?
3つ、赤ちゃんの意思。
子供ってお母さんのお腹にいた頃の記憶を持って生まれてくるらしいです。
ただ、その記憶は2歳?だったかな?そのくらいに差し掛かるくらいに記憶は消えてしまうらしく、子供が喋れるようになった頃に「お母さんのお腹で何をしてたの?」と質問をすると答えてくれるそうです。
因みに、私の知り合いの子は当時「ママのお腹でクルクルしてた」と答えたと聞きました。
その様に、生まれてくる前にもしっかり意思と記憶があります。
赤ちゃんは、お母さんの不安やストレスを感じて葵に否定の言葉を投げかけたのかもしれません。
お母さんを悲しませる事が許せなくて。
結構、辛い過去でしたね……
ただ、その1件依頼、葵にも心境の変化があるようで?
結構、葵から距離が近い感じがするようになりましたねww
そして、百千家にある、ひまりの両親の日記の存在が明らかになります。
凄く優しい両親ですね。
自分と、同じく百千家の血を引き継いでいる、ひまりが……当時、幼い赤ん坊の彼女がもしかしたら妖怪が見えて泣いてるんじゃないかと心配したり。
日記を残した理由も、両親がひまりをどれだけ愛していたのかが凄く伝わりました。
本当に素敵な両親に愛されていたんだと感じるエピソードで、私はまた泣きそうになりました。
こうした、親子の愛に弱いのですw
そして、葵が最初に、ひまりを追い出そうとした理由、そして、ひまりを助けられなければ意味がない、の理由が明かされましたね。
お疲れ様パーティのチョコフォンデュのお汁粉バージョンがヤバいww
マグロは美味しいらしいですよ?
誰か、試して感想をお願いします。
誰ですか?今、お前がしろよと思った人は!
私はしないですよ、怖いですw
↑最低な理由
妖怪花火ってなにw
これ、私も乗りたいw
これ乗って私も花火みたいですねww
素敵です゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
ただ、敷地外から見たら雷雲みたいな光り方なんだww
しかも、空で花火の真ん中で告白されて(*´³`*) ㄘゅ
いい演出じゃないかww
ここに来てキュンをぶち込んできたw
このラストが本当に最後まで見て良かったと思える素敵な作品ですねw
最終回で前半泣かせて、後半キュンさせるとか、罪深い演出ですねw
まったくもう!!!キュン♡⃛
灯万里(ともしびまんりる)
ひまりの名前の由来だそうです。
実は、これはタイトルにしたかったのですが、流石にタイトルにネタバレはヤバいと思い少し捻り「ひまわり」にしました。
これも、ギリギリアウトよりのアウトのセーフくらいかな。
タイトルにネタバレの伏字使えないのが悲しいです。
私の様なタイトルでネタバレを起こすタイトルを付けたい問題児の為に伏字がタイトルにも使える様にして欲しいですね。
↑自重しなさい
さて、こちらの作品は全体的に楽しく見えますし見始めたら凄く面白いのでサクサク見えるのが魅力かと思います。
中には辛い話もありますが優しい救いのある話や考えさせられる話もありますし、イラストも綺麗だし今期は豊作で魅力ある作品多いけど、間違えなくその中の1作ではないでしょうか。
正直、キュンが少なめだと思ってましたが最後でサプライズでキュンを入れてきたのが素敵な演出です。
サプキュン♡⃛最高ですね!
サプライズでキュン、私が言葉を作らせて頂きました。
↑最終回で気分が上がっています。
浮かれていますが多めに見てやってください。