pister さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

観終わった

見終わってから随分経つので内容あんまり覚えてないけど──
最近「新・進化の実」の感想を書いて、その内容が「どうせ見るなら最後まで見た方が良い」で、その対極となる「最後まで見て後悔した」作品としてコレが思い浮かんだので、曖昧ながら書いてみる。
記憶曖昧だしとっとと結論を書いちゃうと

・野口孝行（ロウキューブのキャラデザ）が継星あかりとモモデビルークを描くとこうなるのかー、を確認する作品。
・5話の絵コンテがアミノテツロで、正直5話だけ見れば良い。

1話はまだ1話だけあって頑張ってるが、2話から早くも作画が息切れを起こす。
と思ったら5話が妙にクオリティ高く、どういうこっちゃ？と思ったら絵コンテにアミンテツロの名前を見てビックリした、というのをよく覚えてます。
アニコレを見ても、評価されてるポイントが「あ、それ5話のこと（5話だけ）っすね」と思える意見がチラホラ。
ひょっとして「ウチのスタジオはこんなん作れまっせ」と営業する用に5話だけ気合入れて頑張った？
まぁそれくらい他の回とのギャップが凄い。

で、それに騙されて続きを見ると…うん、まぁ、ね。
タイムスリップしてからは特に酷い、肝心のリディアに全然魅力を感じないのは致命的じゃないか？
野口孝行の無駄遣い。
見た目だけじゃなくて所作や内面含め、これのどこに主人公が惹かれたのかサッパリ分からない。

そもそも、最初よく考えずに「魔王が村人に転生する」という一発ネタをぶっこんで、後になって「どうしようどうしよう」となって、カスしかない引き出しから強引にひり出した展開だったのだろう。
1話で提示した（匂わせた）転生理由と、後半明かされる転生理由に齟齬がある時点で明らかだし…アニメで直せばいいのにね。
あ、継星あかりとモモをパクってる時点でカスと言っても失礼ではないだろう、ってかリディアも何かのパクりなんだろうか？
パクられ元を知ってればもうちょい好感持てたのかなぁ？
トラックに撥ねられるなどの事故による転生ではなく自発的に転生したので、その理由の掘り下げが必要だと思ったのかも知れないが、後付け感が拭い切れてない。

ということから、こんなんだったら5話で視聴切っとけば好意的評価で終われたのになぁ、という印象だけが強く残ってます。
けど当時は「また5話みたいなクオリティの回があるかも？」「またアミノテツロ回あるかも？」と思って見ちゃったんだよね。
全話放送終わった後、スタッフ見てから判断なんて方法は…いやこれからはそれが主流になるんだろうか、現在本数多すぎて追いつけてないので。