§レイン・スターク§ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
★★★☆
2024.03.22 ★★★☆(3.7) 2度目観賞評価
昔から、少女コミックから出される作品との相性が良いといいますか、とても感動するものが多く感じるところのある私なのですが、近年の作品の中では久々に気持ちの良いものを感じられた作品でした。
純粋な人の気持ち。それが「思い」という形を表して、作品の中に色々な方向から溶け込んでくるような、そんな感覚を覚えます。勿論、それは「恋」だとか「愛」などという単純なものだけでなく、「嫉妬」や「執着」、政治的なものまでも含めて、とても色々な人々の思いが込められているような感じでしょうか。意外とそういうことを考えながら観ていると、どのシーンでも色々な美しさを感じさせてくれるような気がします。
この作品では、製作者の思いと言いますか、遊び心が満載な面も隠れていたりします。上記にも上げましたが、人々の思い、そういう面に気を取られながら観ていると、色々とキャラクターの「セリフ」が記憶に残ってくるのですが、沢山の作品をご覧になられている方には、違った意味合いでの楽しみ方が満載かと。
というのも、声優さんになぞらえて、その声優が過去に担当したアニメの「名言」と言いましょうか。他作品のセリフがリンクされています。簡単に言うと・・・『あ、それアズナ〇ルの・・・』みたいなものが(笑)他にも色々なところに隠されているので、是非気が付かなかった皆様は、もう一度探してみてはいかがでしょう?若干ですが、当時の話し方に合わせて出てきますので、本作品のキャラの声色と違った雰囲気があるところに注目すると分かりやすいですよ(笑)
また、本作品の挿入歌について、メインキャラの声優さんが手掛けています。この辺のエピソードは、作品がとても気に入られたら、色々とWebで検索したり、ウィキなど観たりすると素敵なエピソードを知るきっかけになったりもします。
今回は、とても簡単すぎるレビューになってしまっているかもしれませんが、冒頭にも書いた通り、この作品は色々な思いを感じさせてくれるところがあります。その分、観る方によって感じられるものは全く違ったものであったり、共感し得ないものもあるかと思います。そういう特別な面があるので、この辺までに、とどめさせていただきます。1クールの短い中で、一杯の思いのこもった作品ではあると思いますので、よかったら堪能してみてくださいませ。