reroero さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルなし
おいら、昔超田舎に住んでたから、
もののけ姫がなかなか放映されなかったのね。
んで、超並んでたし。
今だったら、DVDは早く作成されてたんだろうけどね。
んで、すごい待ちに待って見た感想。
イマイチ。
おいら、隣のトトロとか天空の城ラピュタとか
そんな系を期待してたのに、こっからなんだよな。
ジブリの映画が、おどろおどろしくなってくのは。
中学生には、かなりグロク感じた。
結局、アシタカのサンに対する態度もよくわからんし。
森は消滅。イノシシ滅亡。人間側だって棟梁が腕吹っ飛ばされてるし、誰も救われない話にも見える。
ちょっと、自然と工業文明の対立構造をそのまま持って来るとあんな感じになるんだろうけど、対立が止揚されてないんだよ。それで、すっきりしない、嫌な気分になる。
共存できないから、ああなっちゃったわけで、対立構造は、消滅していない、それは誰の目にも明らか。
あの棟梁だって好きで自然破壊してたわけじゃなくて、
村の皆を食わせるために、鉄砲作って、それを売って米を買ってたわけじゃない?
火縄銃作ってる技術レベルで、自然と共存しようなんて、到底無理。はっきり言ってあの戦いは、自然側の敗退でおわったというのが、俺の見方。
carrying capacityの概念からすると、人間は、自然に常に介入して人口を最大化するように、行動する。工業文明は、エネルギー採集段階と言え、言ってみれば、エネルギー世界における狩猟採集社会といえる。人間は、狩猟採集社会から農耕定住社会に移行することによって、人口を増やした。
これは、太陽エネルギーを間接的に穀物から安定的に取り入れることに成功した社会に変換したと言いかえることができるわけだけれども、さて、工業文明は、エネルギーの観点からより、効率のいいシステムに進化しなければ恐らく自然の破壊は免れえないだろう。言ってみれば、エネルギー利用の農業的転換こそが、自然との共存の方法だと私は、思うのだが皆さんは、どうだろうか?