saitama さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
これ、アニメじゃなく実写ドラマを作りたかったの?
原作未読
感想はタイトル通り。カット割りとカメラアングルと演出が実写ベースなものばかり。それなら実写で作ればいいじゃん。無駄にカット数が多すぎて、アニメーターの無意味な負担も多そう。
物語は正直、それほど面白くない。で、全ての演出にアニメっぽさもなくて、それが尚更つまらなさを強調している。
この監督と演出担当はアニメを作りたいんじゃなくて、自主映画とか、実写ドラマを作りたいんじゃないのかな? そういう人はアニメ作りには向いてないと思う。それかそもそも才能が足りていない。下手くそな小劇場俳優たちが自主ドラマを作ったら、これになりそう。という印象。
確かにアニメでも実写ドラマのようなものはある。めぞん一刻などはその一つだろう。だけど、めぞん一刻は、カット割や演出が実写ドラマのようで、アニメでしか表現できない割り方をしていたり、演出だったり、カットのつながりにきちんと意味があった。実写ドラマ班が悔しがる「ハリウッドならできるかもしれないけど、日本のドラマじゃ予算的にも規模的にもその演出は無理なんだよ!」という、そこまで突き詰められて考えられての演出。この作品は、とにかくカット割りました。なんか、それっぽくしました。でしかない。比較すること自体が失礼なほど同じ土俵にいない。
つまり、製作陣のキーメンバーに才能がない。だからつまらない。早く才能がないことを自ら認めて、映画ドラえもん、映画クレヨンしんちゃんあたりから、アニメ自体を学び直した方が良いのではないだろうか? それか、さっさと職変えて、ドラマとか小劇場に行くべきだと思う。