nakagi rin さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
謙虚に、誠実に、
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
彼女たちの強く儚げな人生に圧倒されました。
原作は暁佳奈先生によるライトノベル作品です。
特に紹介する必要がないほど、皆様に広く知られた作品であります。
あえてレビューをするか迷い、ずっと保留にしておりましたが、感想を伝えた過ぎてつい、書いております。
まずはお話。一話一話、一描写一描写がとても繊細で、目を逸らす隙はありませんでした。
そして映像。情緒に富んだストーリーを最大限以上に表現していて、正直言葉が出てきません。
テレビ放映のものにレビューしていますが、映画まですべて視聴済みです。
映画まで観て、ヴァイオレット・エヴァーガーデンでした。
「ヴァイオレット」
スミレの花言葉は「謙虚、誠実」。
本作を観て、花言葉を調べられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
物語が進むにつれて、いつからか感情がない人形のような彼女のことを、頼もしく、誇らしく感じるようになりました。
気が付いたら、誰よりも感性豊かで、凛とした眼差しが似合う女性になっていました。
手紙なんてろくに書いたことはないけれど、なんだか書いてみたくなる、書いて誰かに届けてみたくなる、素敵な作品でした。
有名な作品すぎて逆になんだか観られずにいる。。
感動系はちょっと。。
と、未視聴の方がおられましたら、強くお勧めいたします。
当然どんな作品も、合う合わないがありますが、
この作品から何も感じない、ということだけは、ないような気がします。
ヴァイオレットが歩いた沿線を辿ってみてください。
以上、感想でした。
P.S:記憶を消して、もう一度観たい。