Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
江戸と令和を繋ぐ“ゆったり下町コメディ” 始まります。
この作品の原作は未読です。
リアルでは途中までしか視聴していなかったので、改めて第1話から見直しました。
今後、これまで零れ落ちた作品を視聴してはレビューを細々書いていきたいと思いますが、リアル視聴じゃない作品は、原則第1話から視聴しなおす予定です。
こんな自分縛りが余計に時間を無くすことだとは分かっているつもりです。
でも、大概内容を忘れているから見直さないと思い出せないんですけどね^^;
東京都中央区月島。
江戸時代より400年以上の歴史を刻む『高耳神社』(たかみみじんじゃ)。
祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。
ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。
現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、
彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、
連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。
でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる!
しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!?
江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。
公式HPの物語紹介を引用させて頂きました。
この作品ですが、まず設定が面白すぎです^^
神社のご神体が異世界から召喚されたエルフ…
口癖は「ご利益は無いけどな!」
そして超が付くくらいの人見知り…というより公式見解通りぐうたらが過ぎるご神体なんです^^
きっと実際に一緒に居たら何度もイラっとすると思います。
通販が趣味でオタクアイテムを買い漁っている…ところは共感できなくもありませんが、趣味と同じくらい本来の仕事にも情熱を注いで欲しいと思ってしまいます。
そして、この作品のもう一つの醍醐味は、エルダが江戸時代以降の歴史にやたらと詳しく、うんちくと一緒に色んな事を教えて貰える点でしょうか。
そりゃ、自分の目で見てきているのですから半端無い生き字引なんですよね。
そう言えば、エルダを異世界から召喚したのは江戸幕府の開祖なんですよ。
エルダは「家康君」と呼んでいましたっけ。
そして歴史上の重要人物から召喚されたのは、エルダだけではありません。
豊臣秀吉はエルダより1歳年上のヨルデを、前田利家はエルダやヨルデより100歳以上年上のハイラを召喚しており、その友好関係は現代においてもしっかり継続されていました。
まぁ、皆さん適度に俗世間の垢にまみれていましたけれど^^;
時間の経過と共に嗜好が変わってくのは決しておかしなことではありません。
でも…思わず考えずにはいられません。
徳川家康を「家康君」と呼んで親交していたころから400余年…
どれだけの出会いと別れを繰り返してくたのでしょう。
尽きない寿命って、羨ましくもあり少し残酷でもあると思ったり…
種族の違い…というだけでは割り切れない出会いや別れもあったことを想像すると、胸が苦しくなりますね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、ナナヲアカリさんによる「奇縁ロマンス」
エンディングテーマは、Cody・Lee (李)さんによる「おどる ひかり」
23年の春アニメ放送時に、オープニングはメッチャ聴いていたのが懐かしいです^^
1クール全12話の物語でした。
結構感動する物語があったり、個人的には大変楽しませて貰いました。
視聴とレビューが遅くなりましたが、しっかり堪能させて頂きました。
24年冬アニメに追い付くには、未だ相当時間が掛かると思いますが自分のペースで視聴を続けていけたらと思っています。