Mi-24 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
地球侵略にきた敵性宇宙人。エイリアン「ラム」に対する諸星あたるの怒りと憎悪
大昔のギャグアニメ。
最初は「流石にカビ臭くて無理だろう」と思っていたが、数話見ているうちに慣れてきて、古臭さが気にならなくなってきた。
「傑作だ!!」と言う気はないが、大外れがなく一定のレベルで安定している印象。
「諸星あたる」と「ラム」
全地球人類の命運を掛けて、たった一人で闘った諸星あたる。
ラムとの鬼ごっこに地球の運命が掛かっているのに、諸星あたるを助けようとする組織・個人が全くない。
終いには、孤軍奮闘する諸星あたるに罵声を浴びせる始末。
常人なら発狂して精神崩壊するような状況の中、最後まで諦めずに勝つ方法を探し続けた諸星あたるは、“超人”と呼ぶに相応しい凄まじい精神力の持ち主だ。
ラムが「諸星あたると結婚する(遺伝子が欲しい)」と言ったのも、この常人離れした精神力を見ての事だろう。
諸星あたるは妙齢の女性に見境なくモーションをかける女好きだが、ラムだけは例外だ。
多分、ラムに対しては「憎しみ」や「怒り」等の憎悪の感情の方が大きいから当然だろう。
しかし、ラムのバックには地球人類を滅ぼす権限・実行力を持つ「ラムの父親」が控えているため、ラム(の父親)を本気で怒らせる様なことは出来ない。
結果、諸星あたるはラムに対して、子供のような幼稚な嫌がらせしか出来ない。
諸星あたるは哀れな男だ...