Mi-24 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界中で「大虐殺」を行った、史上最悪の悪「大英帝国」の末路
最初はお坊ちゃんのシエルと執事のセバスチャンがイチャイチャ?してるだけ。
そして段々と登場人物が多くなっていき、各人物の掘り下げと謎が明らかになっていく。
最後は破滅へと一直線。
ファントムハイヴ家の使用人達が、避けようのない破滅が来るのを知りながら明るく振る舞おうと努めるのは、グッと来るものがあった。
キャラの設定や世界観。話の流れ等のストーリー展開も上手く纏まっていて、ラストも納得の結末。
全部がハイレベルで見ごたえのある作品だった。
そして、この作品でも天使はろくでもない存在だった。
自らを「正義の象徴」などといっている奴は、所詮この程度の存在なのだろう。
この作品の主題ともいえる、連合王国「イギリス」という国家。
世界各地を植民地化・半植民地化して暴力と恐怖を撒き散らした大英帝国「ヴィクトリア朝」のヴィクトリア女王。
彼女は地獄の業火で焼き殺され、当然の報いを受けた。
必然の結果である。