十六夜咲夜 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ドロドロした人間ドラマ
良い所
手に汗を握るハラハラする展開
プロローグでの見せ方
悪い所
陰気臭いストーリー
『総合評価』
星界の戦旗の二作目に当たる作品。前作の宇宙戦争を終えて、監獄惑星であるロブナスⅡを統治するというのが今作の目的。前作では戦争をテーマになっていたが、今作では内乱がテーマとなって物語が動いていく。なので戦う場面が少なくなっていき、人間ドラマが軸となる物語になる。
裏切られる場面やジントが拉致されるなど、何が起きるか分からないハラハラした展開が今作の特徴的な要素だろう。戦いといった緊張感があるモノではなく、生々しくドロドロとしたドラマのような展開が待ち受けている。
またプロローグでの見せ方など演出面も悪くなく、なぜあの結末になったのかをというのを引き込ませてくれる。
悪い点で言えば陰気臭いストーリー構成だろう。暗い演出やシリアスな雰囲気が漂っており、ここら辺は賛否両論別れる部分と思う。
1期の逃亡劇や2期の宇宙戦争と比べるとストーリーの規模が小さく、移民計画についての激しい論争や裏切りといったドラマ展開は星界シリーズの中においても今作は異彩を放つ内容だと思う。