stone0819 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
傑作とまではいかなかったようだ
全12話見終わったのでレビューを書き直す。
父親の仕事の都合で幼い頃から転校を繰り返してきた西見薫は人付き合いが苦手で成績優秀ではあったが友達もできず学校生活をつまらなく思っていた。
しかし佐世保の高校に転校して、大柄でけんかばかりして学校でも札付きのワルと恐れられている、幼馴染の迎律子以外友達らしい友達のいない川渕千太郎と出会う。
千太郎は勉強は苦手だがジャズが大好きでドラムを演奏する。
薫も子供の頃からピアノを弾いており、ある日レコードを買いにきた薫は千太郎に挑発されクラシックしか知らないのだがジャズに挑戦することになる。
という感じで物語は始まり、あまり期待してなかったけど、何気に見たらあっと言う間の30分だった。
男同士手を握りあった時はちょっと勘違いしそうになったけど、ジャズを通して友情を深めていくという内容のようで、きっと傑作になるだろうと思った。この時点では。
もちろん恋愛要素もあり。女性キャラのデザインに関しては原作に忠実なんだろうけどちょっと残念なレベルだ...
菅野よう子さんの楽曲も素晴らしい(特にエンディング)。
次回がこんなに待ち遠しくなるアニメは久しぶりだった。
クラシックしか知らない薫がいきなり1話でジャズのセッションに参加したところは格好良かったし、見てて楽しかった。ちょっとピアノ演奏は変だったけどw
あと4話ではApollon Quartet(薫、仙太郎、淳兄、律子の父)による初の演奏披露がある。淳兄の歌った「But not for me」は男でも惚れる歌声で感動したw
2話で薫は律子の笑顔にときめき恋をするのだが、その律子は仙太郎の事が好きで、仙太郎はまた別の人が好きになって、って波乱な展開になっていく。
そこからお互いの関係がぎくしゃくしたり、時には喧嘩したり、時には心配しあったりと、何度も仲が悪くなっては仲直りを繰り返す。
正直少女漫画からのアニメ化だからなのか、途中話が重たいと思った。少なくとも爽やかな展開ではない。
中々3人が一つにならず、学園祭に向けてまとまってきたと思ったら今度は事故にあって、さらに関係がぎこちなくなって、って何だかすっきりしない展開だった。
でも最後まで楽しめたので面白くないわけではない。
律子の事が好きなはずなのになぜその進路を選択したのかとか、納得のいかないシーンとかもあって、大満足とまではいかなかった。
少なくとも恋愛アニメではない。
最終的にはハッピーエンドになったようだが、本当にこれで良かったのか疑問の残る終わり方だった。