天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シン SFスーパー英雄(?)列伝91
カモン、カモン、カモン、カモン、ア、ス、テ、カイザ~♪
というテンポのいい音楽で始まる主題歌が印象的な実写+アニメ番組です。
この実写とアニメを合わせた方法を「ドラマメーション」と呼ぶんだそうですが、上手くいったかどうかは後で述べます(汗)
格闘技界の征服という、非常にスケールの小さい(おいっ)悪の組織「ブラック・ミスト」に兄を殺された鷹羽俊が、謎(?)の覆面レスラーアステカイザーとなって、ブラック・ミストと闘うというのが、主なストーリーです。
ウルトラマンなど特撮を数多く手がけている円谷プロ製作という事で、これアニメなの?という方も多いと思いますが、格闘シーンになると、前述したようにアニメに変わるんですよね(冷汗)
というか、そもそもマイナー過ぎて、知ってる方が少ないような(苦笑)
それまでウルトラファイトみたいなどつき漫才(おいおい)や、下手なプロレスを繰り広げていたアステカイザーとサイボーグ格闘士が、アステカイザーのじゃなくて、「カイザーイン」のセリフと共に、いきなりアニメになって闘う展開はシュールと言うか衝撃的でした。
しかも、アニメの作画が壊滅的にヒドイ(う~む)敵の体型もいきなり変わるし、実写の時は写っていた観客が消えてしまうのにはビックリしました。
円谷プロは、同時期に同じような特撮とアニメを組み合わせた「ボーンフリー」という作品を作ってましたけど、正直、上手く言っていたとは思えませんでしたね。
ただ、これが観続けているとクセになってしまうんですよ。
カイザーインのセリフがあると、キターっと思ってしまう自分が・・・後半は間違いなくセールスポイントになっていたと思います。
製作にあたって、新日本プロレスの協力を得ており、アントニオ猪木や佐山サトル、ジョージ高野、藤原喜明、木戸修、ミスター高橋、小林邦明、荒川真など、今考えると豪華なメンバーがゲスト出演してました。
第15話なんか、冒頭で佐山サトル(初代タイガーマスク)対ジョージ高野(コブラ)のスパーリングシーンもありました。
ただ、やっぱりヒーロー物としては、イマイチだったかも知れないです。
それにしても、原作が永井豪&石川賢で制作円谷プロ、プロレスの協力で新日本プロレス、主題歌は子門真人とスゴイメンバーなのに、出来上がったのがこれなんですから、不思議ですね