「好きな子がめがねを忘れた(TVアニメ動画)」

総合得点
70.0
感想・評価
229
棚に入れた
685
ランキング
1667
★★★★☆ 3.5 (229)
物語
3.3
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いや、このレベルはちょっとエグいかもしれませんね。

タイトルのとおりです。
ひと癖あるのは間違いない、が、それを全く問題にさせないほどダンチにレベルが高い作品。

このひと癖を、どう解釈するかによってだいぶ視点が変わるかもしれません。

物語は、作品タイトルのまま。
主人公は、一応、小村くんか、HPのキャラ紹介が小村くんが先ですもんね。
小村くんが好きな女子、ヒロインの三重さんがあまり目が良くなく、しかもめがねを良く忘れてくることから始まる、あれやこれや。
小村くんが、割と冷静というか、自虐的と言うか、恋愛方面での自己肯定感が抑制的なので、そこと、三重さんとの距離感が面白いラブコメという事になるでしょうか。

物語的な意味で言うと、
ひととおり、視聴した上で、あえて弱いところを探してみると、小村くんと三重さんが中心中の中心なので、その他の部分の余白が薄いという事でしょうか。
サブキャラにもわりといい味出しそうなキャラがいましたし、{netabare} 東くんなんかの年上のお姉さんへの思いの果ても少し気になるところです。{/netabare}
ただ、小村くんの三重さんの濃度が異常に高いうえに、前述のようにいろいろな意味でのクオリティの高さがその弱さを忘れさせてしまいます。
ですので、もし小村くんか、三重さんに何かネガティブな要素を感じてしまう方には少し厳しいかもしれませんね。

あえて、あえて客観的に言うならば、私は全く問題が無く、逆にその部分が刺さって、三重さんを可愛らしく、面白く愛でていた訳なのですが、三重さんのキャラ付けが「男側の『かわいい』に媚びているとか、迎合している」とと会えてしまうような皆さんには、三重さんが白々しく思えたり、嫌悪感を抱いたり、グロテスクに見えてしまう可能性は否定しません。

それだけ、私の様なオタク気質のオジサンにまで気に入られるくらいまでパンプアップされている事もあるとは思っていますので、でもなぁ、やっぱトータル的に見て可愛くて面白かったんだよなぁ・・・。


作画は、これまた異様なレベルですね。
映画の様な・・・、とか、映画でも通用するような・・・といったものとは別ベクトルで、異常に力が入っています。
某アニメ系youtuberの方のレビューを見たところによると、各話感想にも書きましたが、この制作会社さんは、ちょっとやらかした後の再起作がこの作品だったそうで、それ故なのか、他に何か理由があったのかはわかりませんが、グリングリン動くは、画角はガンガン変わるわ、キャラ絵は丁寧だわ、全体的な作画クオリティも緻密で凄かったです。特に目の描写にこだわりが感じられました。
三重さんのめがねなしの目に力が入っている様子、こちらまで、力が入ってしまうほどでした。
ちょっと、尋常じゃなかったですね。

声優さんも、特に違和感なく。
小村くんも、フラットに嫌味なく演じておられて、観やすかったです。
三重さんは、少しクセのある発生でしたが、たどたどしく、朴訥に話すそぶりが好感が持てんました。
可愛げや、迷い、幼さなどとても表情豊かに演じておられました。
あとは、たびたび登場するうなり声w。
これもなかなかに個性的でした。

音楽は主にOP/EDになりますが、どちらもとても素晴らしかったです。
緻密で、グリングリン動く絵と疾走感のあるOPがとてもマッチしていました。
歌詞もとてもよかったと思っています。

EDもよかったです。
キャラが歩いているだけで、楽しそうに感じられ、途中ほんの少しスキップするあたりも変化があって、楽しさが感じられました。
最後の三重さんの笑顔もよかったです。


キャラクタは、まぁ、三重さんにやられたと言っておきましょう。
小村くんが上手に三重さんの魅力を引き出していたという事にしておきますが、観ていて本当に面白くて、楽しくて、可愛らしかったです。
だいぶ気持ち悪い事を書いているような気もしますが、お気に入りのキャラが楽しそうにしているのを見ているのは悪い気がしませんしね。


以下、
各話の感想をメモしたけど、だいぶ気持ち悪いのでw見えないようにしておきます。
一生懸命に見ながらメモっていたので無しにするには忍びないwww。

{netabare}
第1話:私、いや俺なら絶対勘違いする自信ある!w。
三重さんのキャラは造形やちょっとユニークな性格付け含めて結構好み。
シチュエーションも面白いと感じた。
他の方のレビューをチラ見すると「めがね忘れすぎ」「無理矢理忘れる感」などなど、ツッコミも散見されていたけど、三重さんが気に入ったので、多分完走する見込み。
じつは、某あべまなTVでポイントポイントでは視聴していたので、部分部分は既に知っているのだけれども。

三重さんははかれない。


第2話:めがね踏んで壊した・・・。
まぁ、これはまぁあるかな、からの、また忘れたw。
ま、めがね忘れないと話が進まないもんねぇ、しかたないw。
三重さんは、給食で恩を返そうとするも、空回り気味w。小村くんはお気持ちだけで舞い上がり気味、それはそうなるわなぁ。

~からの電車内、めがね忘れ。
三重さんのちょいニブ演出がインフレし始めそうな予感。

三重さんは頼りたい。


第3話:はい、やられたー。
三重さんの「にゃー」とレジ袋をネコと見間違え中の出落ちでやられました。
これで3話終わってもいいと思いましたwww。
で、ライバル(なのかな的な存在になるのかな)東くん登場。
ここで、三重さんが小村くんと他の男子をはっきりと分けていることがうかがえましたね。

女子友の「えーなんで忘れるの~」

はい、そろそろ視聴者もそう思い始めていますwが、仕方ないっすねー、それがコンセプトで物語を動かす原動力なのですから、許容しましょう、耐えましょう。

その後、東くんネタでひと騒動、三重さんの反応が面白かったけど、小村くんは気が気じゃなかたでしょう。

小村くんはなつかれたい。


第4話:今日は当たり前のように忘れるのねw。
で、天然ぶりを発揮と・・・。
出だしでひとネタ終わるのはコスパがいいね。

それにしても、意外に疾走感があり、バックの動画と相まって楽しいOPだなぁと実感。
からの、へろへろ天然三重さんですか、よきかな。
で、めがね割ったのか。
からの、めがね忘れw。
三重さんのプチ嫉妬シーンもあり、さらに良きかな。

ここで、なんと「実はめがねを忘れない日の方が多い」との小村くん語り、それはそうなんだろうけれども、作品を見ているとにわかには信じられませんなw。
で、めがねを選ぶとな?
カワイイ娘は何してもカワイイってのは小村くんに共感してしまうが、今の時代、これを言ってもいいものかと逡巡してしまう・・・。

三重さんは天然です。


第5話:バレンタインネタですかー。
いやいや、めがね忘れて見えないからって「景色があかいね」って、ないわー、超ないわー。
日付的にとか、話題的にとか見当つくでしょwと突っ込みながらみていました、面白かったけど。
バレンタインデー~ホワイトデーまでの間、三重さんと小村くんの間には大きな変化はなかった様ですが、三重さん自身には少し変化があったようで・・・物理的にだけどw。

三重さんはちょっとやせたい。


第6話:フツーに忘れてるからの・・・三重さんのお願いとな!!
しかし、小村くんに気を使ってコンタクトをしているテイの三重さん・・・、がんばってるけどなー、だいぶ危なっかしくて、ちょっとキビシイかなぁ。
しかし、三重さんは自身の気持ちに気づくと言うところまで到達していないんだろうけれども、発せられるキラーワードは小村くんに刺さりまくってますなwww。
で、席替かー。
学生時代の定例、かつ一大イベントだねぇ、少しドキドキしていたのを思い出すね。
謎の三重さんパワーが働いて、またお隣さん同士か。
楽しそうでなにより。

三重さんは近くにいたい。


第7話:シリーズも中盤になったが、相変わらず作画も良く、グリグリ動く。
そして、改めてOPもいいな、と再確認。
制作会社さんは“何か失敗”をして再起動的な作品であるt小耳に挟んだ。
それ故のこの気合の入り方なのか、作品愛増えなのか、はたまた・・・?

で、小村くんは三重さんを家に拉致・・・、いや失敬、三重さんの本体であるめがねを連れ帰る事にw。
その後の言動もキモいほどこじらせていますなぁ・・・。

小村かあちゃんの読みはさすが!!

いや、小村くんよ「実質そういう事!ではないぞ、決して!!」

三重さんは前のめりたい。


第8話:相変わらずめがねを忘れる三重さんの唸り声で始まる様式美。
前話の視聴から少し期間があいてしまったのでOPの良さを再々確認。

三重さんの幼っぽい、天然は危ういなぁ・・・とのオジサンの所感。
観ている分にはだいぶ楽しいんだけどね。
それにしても、今話は唸りまくっていたなぁ、三重さん。

三重さんは少し危うい。


第9話:校外学習ですか。
小村くんは三重さんのお世話係として半公認になっていますなw。
羨ましいかぎり。
で、校外学習のスタートからめがねクラッシュとは・・・w。
そして、お世話の依頼が入りました、からのめがね伏線回収。
さらに二人の仲は深まったようで・・・。


三重さんは考え中。


第10話:三重さんのデレが始まったかな。
いいねぇ、小村くん、色々と充実しているようでw。
小村くんが充実しているという事は・・・即ち、三重さんが動いているって事です。
三重さんもご機嫌だ。
うらやまけしからんwww。
三重さんの天然、素直がダイレクトに発揮され始める。
はてさて、その奥に潜む感情に気づくのはいつのことでしょうwそう遠くない気もしますね。

三重さんは小村くんの顔がみたい。


第11話:へー、ピアスを進めるお母さんかー。
昨今はそんな感じなんですかねぇ、とオジサンはカルチャーショック。

文化祭ですかー。
ほうほう、三重さんは門限が18:00なのね(少しだけ厳しめかねぇ)。
で、ちょっとした嫉妬心から門限破りを決意したけど、門限破りのプレッシャーと罪悪感(お母さんのお小言かな)に負けちゃったのか。
いや、翌朝のココアの喪失を恐れたのか・・・w?
だいぶ頑張ったんだけどねぇ。
帰り道で泣いちゃったのは、門限破りのプレッシャーがきつかったのかな、それとも皆(小村くん)と最後までいられなかったのがつらかったのかな?いろいろな受け止め方はできそうですね。

とにもかくにも、翌朝のココアは大丈夫だったようでなにより。

三重さんのお母さんが少し厳しめに映るのは、もちろん娘さんの事を愛していて、本当に可愛くて心配なんだろうねェ。
三重さんの素直で天然、真面目で少しスローな性格をしっかりと踏まえた上で守りたいと思っての事だと思う。
これは、三重さんの普段の素朴でしっかりとした振る舞いや素直さ素朴さから感じての私の考えだけど。

さて、文化祭では真昼間から校庭でよい二人の時間を過ごせたようで、羨ましくもあり、微笑ましくもあり。

三重さんも気づいてきたのかな。


第12話:ちび三重さんかわいいっすな。
相変わらず、三重さんのしかめっ面からの唸り声は全開バリバリだ。

ほーオムライスのネタバレが、小村母からとはうまい展開だw。

そして、調理実習ね。
三重さんは小村くんの事が何でも知りたい、知ると楽しい様子ですね。
お、東くんは年上のお姉さんにアタックしたいのかー、意外な展開。
恋に頑張っている三重さんに共感しての応援だったのかな、それともフラットにそういう性格の持ち主?だとすればやはり性格も含めてイケメン君ですな。

三重さんは、小村くんに関することはなんで欲しくなってきているみたいですね、物でも思い出でも。
一つ一つが楽しそう(嬉しそう)で何より。

三重さんは嬉しそう。


第13話:いよいよ最終話かー。
んで、今回の出だしは伊達めがねかー。
三重さんは、相変わらず天然っぽくぐいぐい来るけど、そろそろ少しは意識しているのだろうか。
少なくとも、一緒にいたい人、いて欲しい人という意味で小村くんを見ているのは間違いないよね。

OPにあるように「~この、思いの名を教えて~♪」って言う時期なんだろうねぇ、正に。

で、髪型チェンジか、かわいい娘は何してもかわいくなるから(持論)、まぁ、そうなるわな。

んで、夏休みに入るのをきっかけに、毎日会いたい的な告白w。

そして、過去回からの、シンクロかー。
なんと、幼いころにご縁があったんですねー。


ここで一区切りかー。
いやー面白かったなー。
ほとんど三重さんの表情の変化と可愛らしさを愛でていただけのような気もするけど。

{/netabare}



いやー、こちらの作品はとても気に入っただけに・・・、

「次を見たい」という思いと、

「ここまでお気に入りになった作品が、続きもので変わってしまったらどうしよう」

という思いが交錯し、悩ましいところですが、そこは成り行きに任せましょうかね。

夏休み中の出来事とか、受験に際してのあれやこれや、いろいろ描けそうですもんねェ。
最後は、どこかの高木さんみたいになるのかなぁ。
それも、観てみたいような気もするけど、冷めちゃうかなぁwww。



ついでに、原作の絵も見に行ってきたのですがw、
三重さんちょっとバタ臭いwいや可愛らしいは可愛らしいんですけどね。
小村くんは、原作の方が少しだけワイルドに見えますな。

このキャラクタをアニメ化にあたって、よくぞ、こんな風に仕上げてくれたとの思いです。


あくまでも個人的な思いですが、キモいほどツボにはまって楽しんで視聴いたしました。
機会があれば、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/02/19
閲覧 : 503
サンキュー:

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