レオン博士 さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
盾役いりませんか?
不遇から始まる物語の割に悪い人間が少ないのでほとんどストレスなく見れます、作画が悪いのが欠点
敵の攻撃を引き付けるタンクを主役にするのは面白いと思うけど、「実力はあるのに無自覚で、追放されたらあっさり田舎に帰って美少女が追いかけてくる」という主人公らしからぬ主体性のなさが軸にあるので、物語全体の足を引っ張っているように思います
物語の冒頭が真の仲間じゃない・・・とよく似ていますが
どちらの作品の主人公も性格が一緒で
相手が理不尽な評価してきてもアピールもしないで「悪いのは僕の実力がないからです」、追放されると「じゃあ田舎でひっそり暮らします」、人から褒められると「いやいや僕は大したことないんです」
他の物語の主人公は努力するか、復讐するか、工夫するか、別の道を探します
「盾の勇者の成り上がり」の主人公がこれを全部実行していますよね
でもこの二作品の主人公は、「諦めて田舎に帰る」
そんないじける主人公を追ってきて一緒にいてくれる美少女「私たちのパーティにはあなたが必要なの」
変わろうと努力しないで女の子のほうから声かけてくれるのを待っているんです
実力があるのに向上心のない主人公にいびつさを感じて
これって誰からも認められたことがない人の妄想なのかなー?って思ってしまいます
「どうせ僕なんて何やってもダメだ、誰も僕に興味なんてないんだ、誰か声かけてくれないかなー?できれば美少女がいいなー・・・」
自分からチャンスをつかもうとしないで、女の子から声かけてもらうのを待つだけの主人公に魅力があるでしょうか?
そこが盾の勇者の成り上がりとの最大の違いで、イマイチ評価されない原因じゃないでしょうか?