「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~(アニメ映画)」

総合得点
76.3
感想・評価
138
棚に入れた
504
ランキング
721
★★★★★ 4.1 (138)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3の予習 久美子2年の関西大会の後の小話

ここまで私的ユーフォの評価は非常に高いです。
短編集を拾った初めての作品ということで、視聴開始。

【作品概要】
久美子の2年の都市のコンクールの成績は、
関西大会金賞に終わりました。
来年への強化も兼ねて、アンサンブルコンテストへの参加を
新たに部の活動に組み込みます。

アンコンに出場できるのは各校1組だけ。
今作は校内予選の物語。

【作品に対する感想】
これまでにない良かった点もありつつ、
アンコンの話だけで劇場版として成り立たせるのはちょっと
しんどかったか?という印象です。
これ単品では「こういうことがありました」という日記、
およびキャラ紹介になっちゃってます。
ということで従来の作品群に比べると評価は低めです。

1)物語
 ➀強いインパクトの話ではない
  1期のソロ戦争+府大会突破
  2期のみぞれ+関西突破+あすか
  誓いのフィナーレのまさかの敗北
  といった強烈な物語がない 
  というのが、まず厳しい所ですね。

  本当はこういう物語はテレビシリーズの
  どこかに織り込みたいところだと思います。
  しかし構成上それが難しいんでしょう。

  アンコン  12月~
  北宇治定演 2月ごろ?
  と冬場のイベントです。
  
  一方でテレビ版の物語は
  コンクール(8~10月)を最後の大イベントとしたい
  でしょうから、入れづらいんだと思います。 

  クール全体の流れを
  3年生引退後の新体制⇒進級・新入生⇒コンクール
  としてしまえば出来なくはないんでしょうけどね。

  盛り上がりという点では、むしろ「未来へフェルマータ」
  (Tp.小日向夢の話)入れたほうが良かったかもです。
  ↑涙腺やばいです
  
 ➁演奏のテクニカルなところが描かれてた
  ・低音楽器の鳴りの遅さ
  ・呼吸の必要性
  まあほんの一部なんですけど、
  それでも描いてくれて嬉しいですね。 
  
 ➂個人≠アンサンブル≠全体
  全体で全国レベルでもアンサンブルだとイマイチ、
  全体でいまいちでもアンサンブルだとめちゃ強かったり。
  メンバーだけ見たらチーム高坂が強そうでも、
  結局クラ4が代表になったり。
  これ結構あるんですよね。
  原作者さんが経験者なのがリアリティ面で強みですね。

4)音楽
 文化祭のOMENS OF LOVE!
 これだけでご飯3杯いけるくらい好きな曲なんで、テンションMAX。
 どこかの高校の吹奏楽部の演奏ではじめて聞いて
 ものすごく心揺さぶられたんですよね。

5)キャラ
 ●釜屋つばめ
 Percussionって、みんな違う楽器やってるから
 ミスったら誰もカバーできないんですよね。
 そういう意味では割と心臓に毛が生えた
 強メンタルな人でないとしんどいと思います。
 釜屋さんのようなタイプはキツそうって思って視聴してました。
 

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀みぞれ 
  「窓開けるの上手いね」
  みぞれの心の扉ってことですよね?
  みぞれは割と詩人なのかもしれません。
  
  あと小さなことなんですけど、
  アンコン予選のフォロー、希美が参加してても
  ちゃんと自分の意志で断ってるんですよね。
  これがみぞれの高校生活の成長の証かなと思えます。

 ➁久美子の観察眼
  麗奈は天才肌なんでしょうね。
  凡人がなんで出来ないかが分からないんでしょう。
  ゆえに凡人久美子にこそできることがあります。

  麗奈は高みに立ち、みんなの目標になればいいと思うので、
  彼女はこのままでもいいのかなと思います。
  もちろん両方の視点を切り替えられるなら、なおベターですが。

{/netabare}

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 91
サンキュー:

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