ミュラー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鬼太郎だからと敬遠してはいけない、見るべきアニメ映画
ゲゲゲの鬼太郎の映画でありながら、本来の主人公である鬼太郎と
ヒロイン猫娘は、最初と最後に少し出るだけ。
いや、この内容なら出す必要もないだろう。
この映画は鬼太郎の父母の物語なのだから。
感想としてまず出てくるのは、鬼太郎のお父さん、カッコイイじゃないか!
ということに尽きる。
いろんなものを抱えながら、自分1人を犠牲にして世界を、
息子の生まれる世界を救おうとしたその心意気に感動します。
みんなが憧れる、安心して生きていられる世界を作れたのか?
戦後の日本、高度成長時代の昭和30年代の人たちから見たら、
どうなんでしょうね。
私は今の世界は好きですよ。
だってこんなアニメ映画が見られるのだから。
横溝正史のようなドロドロサスペンスの展開が続く映画ですが、
最後には感動して終わることができる。
見て損のない素晴らしい作品だと思います。