ねるる さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
合従軍編を描く、クオリティ爆上がりのアニメシリーズ第3期
原作既読。
2020年放送。全26話。合従軍編。
7年越しの新シリーズ制作ということで、第1期、2期と制作スタッフが大きく変更があったようで、非常にクオリティが上がった第3期目。素晴らしかった。
物語がまず素晴らしい。原作屈指の名シーンが多く描かれる今期、泣き所が沢山あった。作品中で何度も題にあがる、"大将軍とは何か"が良く分かる合従軍編。どの闘いも甲乙つけ難い熱さがあるけど、やっぱり自分は原作も含め、老将:張唐の闘い、そして桓騎とのやり取りが大好きなので、アニメでも泣きました。良かった、原作ブレイクしなくてまじで良かった。ほんとに名シーン。
もう1つ、これも大好きな秦王:嬴政の民への語りかけ。これも本当に良かった。嬴政を演じてくれたのが福山潤で本当に良かったって心から思いました。力強く芯があって、品格があるあの声と語りかけ。繰り返し見てしまう良さがありました。素晴らしい。
前シーズンまで不安定だった作画もグンと原作よりになり綺麗だったし、今まで物足りなかったグロ要素も血の描写がプラスされたためか迫力が出てきてました。
音楽もかなり良い。OPの疾走感も良いし、第2クールEDの「King」も本編の激しい闘いの後に聞くと儚さと切なさと過去の栄華のようなものを感じる素晴らしいエンディング曲でした。思わず飛ばさずに聞いてしまう良さがあります。
ただ1つ物凄く残念なのは、{netabare} オギコのキャスティングが福山潤だったこと。どうして、どうして兼役にしたのか。どんなに声を変えたとしても演技を変えていたとしても、自分は受け入れられなかった。嬴政とオギコが同じ声と言うだけでホントに無理だった。残念すぎる本当に。声優さんが悪い訳では無いけど、なんでそのキャスティングなのという気持ちひとつ。ノンクレジットにしていたのも自分としてはとても残念。 {/netabare} 悲しい。
全体的にとても素晴らしい出来の3期になっていました。オススメです。4期も引き続き見ていきたいと思います。