RFC さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
残った最後のキー 2828と思いきや怒涛の・・・
青ブタが想像以上に面白かったので、
続けて視聴開始。
【作品概要】
本編で謎だった牧之原翔子
そして梓川咲太・桜島麻衣の物語。
【作品に対する感想】
想像以上の急展開、重い内容に見ごたえは十分でした。
(内容が内容なので、ちょっと当てられてしまい
面白い…という言葉を使うのに抵抗があります(^^;)
90分で詰め込むにはちょっと複雑な物語なので、
正直ちゃんと理解できているかは不安です。
ただ、上記3人の想いと覚悟は十分伝わってくるので、
それだけでも視聴に値するレベルと思います。
1)物語
テレビ版の13話が翔子の物語の一部に過ぎなかったという
展開は驚きました。
そして迫られる決断。
キッツい物語でした。
後半は涙腺やばいですね。
私が上手くかみ砕けてない点
➀事故は本来あったのか無かったのか
無数の世界線がある設定であれば、
「本来」というのは意味がないのかもしれませんが{netabare}
翔子と出会ってなかったとしても、咲太は12/24に事故に遭った?
事故に遭うのであれば、本来死ぬ咲太を
翔子が自分の未来を犠牲にして咲太を救ったことになります。
事故に遭わないのであれば、翔子が咲太に会うことで
本来死なない咲太を死なせることになった
ということになります。
どちらが正かによって、翔子と咲太の自己犠牲の意味が
変わってきますよね。
{/netabare}
➁相対性理論
{netabare}
未来を拒絶して自分の時を減速したのであれば、
周囲から観測すると、翔子はずっと成長しない…のでは?
作中では逆に成長してましたね。なぜ?😕
{/netabare}
6)印象深いシーン
{netabare}
➀桜島麻衣の懇願
咲太にはっきり
「私との未来を選んでほしい」=「翔子を切り捨てる」と
告げた彼女の強さに、改めて惚れました。
しかも麻衣はただ咲太に決断しろと迫るのではなく、
「自分も咲太とともに翔子の命を背負う」と
強い覚悟を持って言ってるんですよね。
ホント涙出ます。
➁麻衣の自己犠牲
咲太を失うことへの怖れか
咲太に生きてほしかったからか。
どちらもあるんでしょうけど、
私は後者の方が強かったのかなと思います。
➂翔子の自己犠牲
最初は咲太と麻衣の間にぐいぐい割り込んでくるので、
「おいおい」って思ってました。
でも彼女にとっては終活だったんでしょうね。
生きたい…でも咲太を優先する。
もし翔子が咲太と出会わなくても
咲太が事故に遭って死ぬ運命だったなら、
本来翔子が生きられる未来を捨ててまで
咲太を助けたことになりますね。
➃咲太の自己犠牲
自分、恋人、恩人…。
優先順位を見誤らないでほしかった。
というのが正直な感想なんですけど、
高校生にこの決断は厳し過ぎますね。
「翔子さんには何もできません」
と絞り出したシーンはきつかったです。
もし翔子が咲太と出会わなくても
咲太が事故に遭って死ぬ運命だったなら
咲太は翔子の命よりも自分のエゴを優先した
ということになります。
咲太が事故に遭っていないなら
本来の運命に戻したということですね。
➄リスク承知で翔子をも救う選択をした二人
ちょっと私にはできない選択です。
双葉の考えに共感しました。
だからこそ「麻衣の映画の影響でドナーが増えて、
翔子が助かる現在」にたどり着いた二人は
ヒーローなんでしょうね。
{/netabare}