Bハウス さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人の心は移ろいやすく
元旦に大久保瑠美さんが作者さんの画像ポストを
リプライしていたので見ようと思い視聴
この作品クライムサスペンスなんだけど
全体的に逆張りしているのが特徴
人類の敵と戦うべく能力者の生徒を
集めた孤島の学校
本来の目的は能力者を隔離し
人類の敵となる存在を抹消するという狙いがあった
そして機関から一人の少女が送り込まれる
主人公である柊ナナ
人当たり良く誰とでも気兼ねなく付き合うが
裏は能力者を殺害する為に取り繕ったフェイク
表向きは心が読めると言っているが
無能力者であり相手の行動と能力を把握して
殺害できる状況に誘導していくというのが
大まかな流れ
ナナの行動に疑いを持っていくのが
妹を探すために同じ日に転入した小野寺キョウヤ
不老不死の能力者のため殺害できず
ナナの工作からほころびが出た矛盾点を
じわじわと指摘して追い詰めようとしている
ナナが能力者を殺す過程とキョウヤの追及を
どうやって交わしていくか交差されているので
人の心が聞こえたり聞こえなかったりと言う
ガバガバ設定なのに話に引き込まれた
5年前の生き残りで機関の正体を探ろうとする榊
変身スキルプラス能力者のコピーも使えるチートレベル
ナナを引き入れようとしているのがポイントなのかな
ナナは子供の頃夜更かしで買い物をして
戸締りを閉め忘れたことで両親が惨殺され
トラウマの記憶があると言う流れになっていたが
同級生のみちるが推察して最終回でナナの戸締りが
直接の原因じゃないという話になっており
機関そのものの目的も歪められているのかなと
思わせる仕掛けがうまくちりばめられている
だから逆にみちるの純粋でナナを信用していた
シーンが強調されていて最後はカタルシスが大きい
私は「るみるみさんゴールされちゃってますわ」
というクラナドボケが頭に浮かんでしまって涙出なかったがw
ナナは常に気を張って周囲を見回していたが
最終回に「ミチルトモダチ」と言う
一歩間違うとキマった(ダブルミーニング)
顔していたことで作品全体の謎が深まったよね
一番いいところで1クール終わったので
2期あれば見たいと思うけれども
3年空いちゃってるから厳しいかなぁ~