CiRk さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
いじめをコメディ調で描くのはどうなのか
{netabare}
死神としていじめられている茜ちゃんに、事情を知らない転校生の太陽くんがグイグイと絡んでいく...そんな内容の作品。
「死神?かっこいいじゃん!」といった具合に絡んでいく、いわゆる勘違いコメディモノの一種でもあると思う。
この内容をコメディ調でやるのかとちょっと困惑。
茜ちゃんは明確にいじめられているのに、扱うテーマの割りにやけにノリも描写の仕方も軽いなというのが感想。
茜ちゃんがいじめられていると知っている上で太陽くんが仲良くしようとする話ならよかったと思うのだけど、作品名通り何も知らないまま、いじめられていることにも気づかないまま仲良くしているような作品でどこかずれているように感じた。
いじめをずーっとスルーしていくようなそんな作品だった。
主人公の影響で段々といじめが緩和されて行くけど、成り行きでしかないので何かなぁって感じ...。
主人公も結局勘違いしているだけであまり好きになれる要素はなかった。
何というか、あり得ないような勘違いと行動ばかりとっているのでサイコパスにしか見えなくなった。
どんな状況でも基本的にヘラヘラしているのであまり人間みも感じられない。
唯一良かったのは運動会の回。ああいう風にいじめっ子が改心していくエピソードを中心にした方が良かったんじゃないかなと思う。
共通の物事に取り組んで打ち解け合うのがいいなぁと。
決め手は運動会だけど、成り行きで一緒に遊んでいた中でも段々と心を許していってた感があって、過程もしっかりしていたと思う。
太陽君は触媒的な立ち位置なのかな。
9話があったからこの評価という感じですね。
私的評価:34点
私的ベスト回:9話
{/netabare}