STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
原作は未読。
それぞれの作品の中で活躍していたキャラたちが一つの作品内で顔を合わせる展開は割と
昔からワクワクさせられるたちで、本作もそういった気分を満喫できる作品でした。
19世紀が舞台ということで連想したのはコミックが原作の
映画「リーグ・オブ・レジェンド」で、着想自体に影響はあったのかも。
既出作品のキャラばかりだとどこか借り物的印象が拭えなくなったりするが、本作の主軸と
なる輪堂 鴉夜、真打 津軽、馳井 静句のトリオはオリジナルキャラで、既出キャラに負けない
ぐらい印象度が強く、魅力的なキャラ。
設定や出自だけでなく、その性格や語り口も魅力的で、特に真打の軽妙な喋りは落語家を
思わせる面白さ。
それだけに個としての魅力もさることながら、それぞれのやり取りがこれまた面白い。
ストーリー的には一つの事案に対してミステリー要素とバトルアクション要素とがあり、
いずれも楽しめる。
ミステリー部分に関しては人外キャラが多く登場するゆえに人とは異なる特性を事件に
反映させたものが多く、その辺は通常のミステリーとは異なるところ。
また主人公サイドと敵サイドという二極ではなく、2つ以上の陣営が関わることで一種の
カオス的状況が生まれ、そこから生じるある種の派手派手しさも楽しい。
2024/01/14