take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いわゆる「最強」を冠するなろう系作品のですな。
レビュータイトルのとおり「いつものパターン」の作品の一つですね、と評されるのは仕方がないでしょう。
とは言え、この手の「あまり高くない評価を受ける作品」も楽しんで観る能力を持つ私からすると、フツーに面白かったかなぁ、との評価です。
何 {netabare} あんな中途半端な状態でクールを終える {/netabare}なら、続きを見せろw次のシーズンをつくる目途は立っているんだろうな、おぃ!!。
くらい思っている派閥ですw。
・・・わりと、気に入ったんですかねぇ・・・w。
物語は、いつもの転生パターンで引きこもりの主人公が、少しガバはあったものの転生し、女神に俺つえー能力をもらったと・・・。
そして、転生先でも基本「ひきこもり」を目標にあれやこれやと言うお話。
ただ、この作品の良かったところは、どちらかと言うとコメディ路線だったという事。
途中、主人公がブチ切れ、物騒な表現をするところもあって、あれまぁ!?と思うところもあったのですが、ゆるーい雰囲気は何とか維持していました。
そして、これはごく個人的なお気に入りポイントなのですが、キャラクタがいろいろな意味で「お好み」でした。
主人公のハルトは・・・実はそうでもなかったのですが、どこかで神達に拾われたリョウマくんっぽい雰囲気(主に容姿)可もなく不可もなく。
ぐうたらぶりや、面倒事を回避したがる傾向、オタクチックな志向などには共感もしつつ、さらにはどこかのゼロっぽいコスには閉口しつつ、眺めておりました。
第1のお気に入りキャラは一番最初に出合ったフェンリルのフレイです。
最初にでかい犬タイプで登場したときには「また、雑な描画、造形で出てきたな、これはアカンかも・・・」って思ったのですが、
どっかのドンぎつねの様な人間タイプになった上で、雑なポンコツっぷりがすっかりと面白く感じてしまいましてw。
まぁ、容姿と元気の良さが気に入ったのが大きいのは大きいのですが・・・。
実際、ポンコツなのか優秀なのか両極端なポイントがあって面白いですし、主人公大好き、自分が一番でいたい的なドタバタも楽しかったです。
第2は妹のシャルロッテですね。
こちらも、最初はハルトと距離を置いていて、そのあたりの様子もかわいらしくて面白かったのですが、
兄にゾッコンになって、さらにオタク化が加速していく中での兄ハルトとの関係性が面白かったです。
割と多くのエピソードの中で、ハルトがシャルロッテの無茶ぶりに、妹可愛らしさのあまりに折れて物語が動く場面が多かったです、面白かった。
しかも、実はシャルロッテ自身もかなり優秀な能力らしく、本筋の物語の中でもいろいろと巻き込まれて行ってしまいます。
そして、影のリーダーwwwとしてキャメロットと言う組織を立ち上げ・・・。
今後の物語も動かしそうな気配はあるのですが・・・どうなる事やら。
あとー、
ほぼほぼ {netabare} 魔王 {/netabare}である事が示唆されているイリスも主人公とのカラミが面白そうで、今後の物語展開が期待できそうですし。
マリアンヌもちょっと主人公との展開が気になりそうです。
ティアリエッタもはちゃめちゃで面白いですね、割と好きなキャラクタです。
あーなんか、女性キャラばっかの事を書いてしまいました。
実に健全ですねwww。
レビュー書きながら振り返ってみると、どうやら、女性キャラが気に入っているみたいです。
正直言うと、どこかで見た様なタイプが多いと言えば多いのですが、コメディタッチが多い今作の中では、各キャラの性格や行動パターン、セリフなどを総合して気に入っているのは間違いないようです。
改めて確かにこのポイントが刺さっているようには思いました。
私的には、フツーに面白かった、楽しめた、と言う評価になります。
確かに、この手の「最強」を冠とした作品であることを考えれば、凡作や厳しい評価がつく作品となっても仕方が無いとは思うのですが、
コメディ路線と言う独特の味はあったと思うんですよねぇ、それに、中途半端な段階でクールが終わっているのを目の当たりにした際に、続きが気になってしまったのも事実なんですよねぇ。
まぁ、時間に余裕があるときの視聴をお勧めするのは確かなのですけれどもw。
それにしても、続く作品を作る自信や見込みがないのに、あの終わり方だとちょっと不誠実かもしれませんw。
何とかしていただければ幸いですw。