タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
マシュマロみたいなアニメ。
詳細は公式でも。
集英社『週刊少年ジャンプ+』連載中の伊科田海さん原作コミックのアニメ化作品です。制作はシルリン、BLADEの共同です。
北海道北見市に引っ越してきた主人公が、タクシーを降りて隣町の自宅まで歩こうという(大雪の中)強引な展開で、さらにバス待ちのギャルに出会うという強引な展開の話。
そのギャルはグイグイ来る感じで、なんと家に呼ぶという。
これ、実は友達もいっぱい来てましたって展開かと思いきや、本当に2人きりで家の人もいないという…
つまり「経験済みの彼女と…」の難民救済枠って感じでしょうか。
なんていうか、北海道感を出すために強引な展開が多くてね。家に来た主人公に、「あ、飲み物出すね。はい、カツゲン」ってソフトカツゲンをグラスに入れて出すとか、映画見ながら寝ちゃったお詫びにギャルがセコマに連れてくとか、それありきで話を作ってるから、もう、無理矢理感が半端ねえっていう。
そこまで北海道感出すなら、ギャルの声優も道産娘にすればいいじゃん、あやねるじゃなくてさ。市ノ瀬加那さんとかよかったべさ。
キャストをざっと見る限り、道民声優は松岡禎丞さんぐらい。「佐々木とピーちゃん」がモブをオール佐々木さんにしたこだわりとはえらい違いですね。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
あいかわらず、北海道の名物を無理やり登場させる不自然さが目に付きます。まあ、北見あたりで「いも餅」は分からなくもないのですが、地元の人がそんな日常的に食べるようなものではない気がしますけど…
ソフトカツゲン、リボンナポリン(あの赤い色は「エンジムシ」という虫の血液(コチニール色素)だったという話)ときて、やきそば弁当。いや、うん。学校に持ってこんだろ普通。
雪まつりで無理くりフレンチドッグに砂糖とか。「冬木さん、東京を誤解してるよ」ってセリフが主人公から出ましたが、作品自体が北海道を誤解しているんじゃ…
だいたい、冬木さんがやたら「なまら」「したっけ」を連発しますが、そこまで言わなくね? むしろ「~っしょ」とか「~しょや」のほうがよく使う印象があります。
そのうち冬木さんが「うち、胸おっきいっしょ。え? どれくらい? ハスカップだよー」とか言い出しそうですねw
ひとしきり北海道ネタ出たなー。あ、そうだ。初回の訂正をば。北海道ディスタンスってのがあって、道民の「すぐそこ」がめっちゃ遠いっての。なので、主人公がタクシー降りて、家まで歩くっていったときは「すぐそこ」なはずですね。
あとは「ザンギ」とか「ラーメンサラダ」とか「豚丼」とか「ごみステーション」あたりでしょうか。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
いや、まさか短期留学で2週間というオチとは思いませんでしたがw
中盤から、あやねるが北海道弁が合わないとか、そういうのどうでもよくなりましたね。むしろ、北海道である必要性も感じませんでした。
なんていうんでしょうね。僕としては「マシュマロみたいなアニメ」というのがしっくりくるというか。や、別に女の子キャラがマシュマロボディとか、そういうことではありません。
腹の足しにもならないし、たいして美味しくもないけど、あれば食う。そんな感じ。すべての面においてフワッフワしていて「軽い」というのが本作の感想。
恋愛要素も軽いし、コメディ要素も軽い。もちろん、ストーリーも軽い。でも「つまらん! こんなアニメ観れるか!」と目くじらを立てるほどでもない。
ただまあ、序盤からキャラが増えて、さゆりんが加わってから、それなりに面白く観られましたね。夏川パイセンは、うーん、いてもいなくてもって感じではありますが。
面白くもつまらなくもない。そんな感想です。
{/netabare}