ペガサス さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
壮絶な愛の物語。
その結末は最初から決まっていた。
大きな力を持つことは、それなりの責任を負わせられる。
何かを望むことは、何かを諦めることであり、何かを得るときには、すでに何かを失っているのである。
人間の業を徹底的に描くことで、そこに極限的な人間ドラマを観ることができる。
人類の文明社会とその精神の行き着くところは、1960年代以降の日本の漫画とアニメが追求してきたテーマの一つであった。
それは日本人の集合無意識のテーマでもあり、AKIRA、ナウシカ、エヴァ、まどマギ、天気の子などが現れて、最後にこの進撃の巨人の完結により一つの答えが出されたと思う。
すでに新しい時代は始まっている。
これからの時代は位相を変えて、今までと違う視点から同じテーマを追求していくのだろう。