Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新公道最速伝説――ついに開幕! 最速を駆けるのは、最強“神15”のドライバーか挑戦者か――
この作品の原作は未読ですが、この作品の前進となる「頭文字D」の原作は途中まで読んでいました。
アニメで言うと、ちょうど「Fifth Stage」くらいだと思います。
、高橋涼介が設立した群馬選抜チーム「プロジェクトD」のメンバーに加わる。プロジェクトDは「1年間のみの限定活動」「関東完全制圧」を目標にした物語が展開されていたあたり…だったかな。
そう言えば原作を追いかけるのも自然と止めちゃっていました。
改めて理由を考えてみたところ、思いたる節が一つだけ…
ちょうど「あにこれ」を始めた時期と重複するんです。
あにこれを始めたばかりの頃…時間を作ってはアニメばかり視聴していましたから、そりゃ原作読む時間なんてありませんでした^^;
ですが、こうして再びしげの先生の作品に触れることが出来たのは嬉しい限りです。
MFG。
それは世界の自動車のEV化が実現した近未来、
日本で開催されている唯一の化石燃料を使った自動車によるモータースポーツである。
今や絶滅危惧種となったハイパワーマシンによる熾烈なレースは世界中にインターネット配信され、
爆発的な人気を博していた。
そこに英国から渡航した一人の若者が、チャレンジャーとして挑む。
カナタ・リヴィントンこと――片桐夏向。
彼こそが、かつて公道最速伝説を確立した男の教えを受け継ぐMFG新世代である。
ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ、ニッサン・GT-R。
世界最高峰のハイパワーマシンを駆るライバル達に対して、カナタが選んだのはトヨタ86GT。
非力なマシンでいかに強豪に立ち向かうのか?
箱根を舞台に繰り広げられるMFG第1戦・小田原パイクスピーク。
挑戦者・カナタの走りは、並み居るライバル達や観客の目を奪う。
箱根ダウンヒルを圧倒的な速さで駆け抜ける86――。
新たな公道最速伝説が、今生まれようとしていた。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
いやぁ…ヤバいくらい滾る作品でした。
まず設定が堪らなく素晴らしいと思います。
「ガソリンエンジンなどの内燃機関自動車が製造中止となり、電気自動車や燃料電池自動車が主流となった」という想定の202X年を舞台とし、『頭文字D』の「公道最速伝説」にちなんだ「新公道最速伝説」をキャッチコピーにしている(wikiより)。
そう、電気自動車やハイブリッド車がどんどん発売されて、大排気量のハイパワーマシンは本当に絶滅危惧種になりつつあります。
例えば5Lを超えるエンジンを積んでいる日本車は片手で足りるほどしかありません。
海外を見渡しても決して多くはなく、基本的にはダウンサイジングしてターボと組み合わせているエンジンが殆どです。
そんな時代背景の中、所謂化石燃料で走る世界中のスーパーカーが速さを競うという時代と逆行した設定がハマらないわけがありません。
そしてスーパーカーと呼ばれるに相応しい名車が次々に登場します。
ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ、アウディにロータス…
日本車でもレクサスLC500、GT-RにシビックType-Rなど…
個人的にはレクサスの車を出すならLFAが良かったかな…なんちゃって^^;
もう凄い車ばかりのオンパレードです。
そこに藤原豆腐店の看板を背負ったAE86から脈々とした歴史を受け継いできたトヨタ・86GTがこのスーパーカーの中に加わるんです。
これが滾らない訳がありません。
でも、調子に乗ってwikiを見ていると思わぬネタバレに足元を掬われるので注意が必要です。
コースのこととか、登場する車のこととか丁寧に書いてあるので思わず見入ってしまうんですけどね^^;
あとはあやねる…もといあやねる演じる恋ちゃんですね。
恋ちゃんの性格とあやねるの声質の相性は抜群でしたよ。
因みに、アルファロメオに乗っていた北原望ちゃんのCVは芹澤優さんでしたが、コチラの相性も個人的には大満足でした。
一方、物語の方は第2戦の予選という、本当に中途半端なところで終わってしまいます。
途中からキリの良いトコロで終わらない予感はありましたが、出来ればそんな予感なんて当たって欲しくありませんでした。
まぁ、第2期が2024年に放送されるという事なので、来年の楽しみが一つ増えたと考えることにします。
でも…続きがメッチャ気になります。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、芹澤優さんによる「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
エンディングテーマは、Himika Akaneya(茜屋日海夏)さんによる「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」
個人的には芹澤さんのユーロビート系のオープニングが大好物でした^^
1クール全12話の物語でした。
くぅ~、早く続きが見たくて仕方ありません。
メッチャ堪能させて頂きました。