nyamu さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
LAHファイルとか忘れてたわ
PC98とか昔のアキバとか昔の美少女ゲームとか、こういう振り返り作品がしばらく出てくる時期なんでしょうか。
現在と過去との制作手法の違いを見せつつ最初から最後まで美少女ゲームの製作現場が舞台だったらもっと面白くなっていたと思うのですが、途中からなんかSF的な別方向に話が進む。なんで。
現在の(元の)世界で主人公のコノハはゲーム会社のイラストレーターのひとり。新しい挑戦をしない会社の現状に不満タラタラ。
なので過去に行って関わったゲーム会社で「美少女ゲーム作るの楽し~!」とやっていたのに、現代に戻ってきて以前と変わっていたら元の世界が良かったとか説得力がありません。
しかも過去で制作にかかわったゲームが1つ成功しただけなのに現代にもどってきたら「天才的なゲームクリエイター」としてその才能を狙われるとか、、、なんで?
過去ではアイディアは出したかもしれないけどプロデューサーでもなんでもなくやっぱりイラストレーターだったよね。
過去世界の会社でゲームを作り上げることについてもその過程の描写はほぼなしですぐに成功しちゃってるので「ゲーム完成した!やったー!」というキャラ達の喜ぶシーンで共感はできず。
このシーンに限らず、全体を通してキャラの描写が非常に表面的でどこかで聞いたようなセリフをしゃべるだけなので見ていて何も感じません。
そこに後半からはなんでそうなったなSFがお約束の形で進み、それが超絶作画ならともかくリソースを抑えた簡素なキャラデザと作画で展開されるので、多分、、、、見ていられるのは前半まで。
前半だけならそこそこは面白いと思う。
OPの映像自体は悪くないものの肝心のしょこたんの歌声がさらにこの作品のクオリティを下げることになっているという残念なことに。ちゃんとした歌手を使ったほうが良いよねと実感しました。