nyamu さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
OPいいよね
Wikiに書かれている「後宮に勤める官女が王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー、ファンタジー、ラブコメディ小説」という説明がわかりやすいですね。
この前あった後宮の烏もテイストは違えど事件解決モノでしたので、後宮を舞台にするとどうしてもそんな感じになるものなのでしょうか。ただし、雰囲気が重めだったあちらとは違って、こちらは本人たちはいたってまじめなものの基本的にはコメディ風味なのの気軽に見ることができます。
いくつか指摘があるように転生なろう風味も最初は若干感じないこともなかったですがそれほど強くもなく、後宮と言えばお約束のドロドロな感情劇や腹圧な人間関係もあり毎話退屈することはなく見ることができます。
作画的には(3話を除いて)キャラがかわいく美しく描かれているのはもちろんのこと、背景となる室内装飾や調度品への書き込みが細かいところに力が入っている感じがしました。
ま、ストーリーは紆余曲折するもののこの作品は猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)のちぐはぐなやり取りを生暖かい眼で見守って楽しむものだと思いますのでキャラが嫌いにならなければ楽しめるのではないでしょうか。
猫猫は絵から勝手に想像していたものよりも声が低い設定だったのがちょっと驚きでしたが、悠木碧さんなので演技はちろんばっちりだったのですぐに慣れました。
緑黄色社会が歌っているOPは音楽も映像も聞きごたえ&見ごたえがあり毎回OPを見ることも楽しみの一つでした。