徳寿丸 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
いうて9才やんね
原作未読(2023.12)
ちょっとアンバランスというかなぁ・・・転生モノって前世の記憶有りきは良しとしても未成年でできる範疇のバランス取りは難しいけど大事だと思う。
例えば「本好き」なんかも歳の割にかなり無茶してるけど、ちゃんと周りにそれを支え修正する大人達がいてそれなりにバランスを取ってるし、何より主人公が転生者である事を知ってる人物がいて、その世界での理解者として味方として生活している。これによって読者も普通の子じゃない主人公がその異世界で違和感なく活躍できる土壌として認知できてると思う。
他のチート無双系は最初から超特別過ぎてそれが当たり前ですがらで済ましてしまえるから正直楽しすぎ。だから薄っぺらくなるんだと思う。
まぁそれはともかく、こちらはというと・・・ちょっと駄目だろう(笑)。
イメージはそれこそ「本好き」が「おかし好き」になったようなキャラ設定だと思う(暴走しがちな所とか)。しかしながら、自分の子供は神が与えた奇跡とかいって領内運営や政治外交、はたまた戦場に連れていくなんていくらなんでも違和感がありすぎる。
さらに主人公自身もおかしい。9才でお菓子の国を作るという夢は微笑ましいが中身は成人男性のそれである。普通に頭がおかしいレベルである。にも拘わらず政治の駆け引き、まして平和な日本暮らしだった人間が戦場分析などできてしまうのは失笑ものである。それとも一流のお菓子職人ともなると初めて戦場で人が殺される場面を目の前にしてもにこやかに挨拶できる胆力を身に着ける事ができるものなのだろうか?
といった具合にあまりのアンバランスさを観る側としては呑み込めないのである。多分、尺の都合なんかで御都合的にしてる部分はあると思うけどちょっとなぁ・・・構成、脚本広田さん、あんま異世界系は合ってない気がするなぁ。
それからせめて3話位までは1話の作画クオリティは保とうぜ。2話は絶望したわ。
私のツボ:日笠さんは良い!いつだって日笠さんは良い!そう、いつだって(笑)