Bハウス さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そして次代に受け継いでいく
ウマ娘は1期(98年黄金世代)
2期(91~93年世代)と来て
今回は2期では子供だった
キタサンブラッグとサトノダイアモンドの世代
調べたら2015~17年の活躍なんだね
3シーズンとも主戦乗っている武豊のバケモノぶりが
際立ってしまうのが怖いwwwww
今回のヒロインキタサンブラック
ブラッドスポーツと言われ優秀な成績を残した馬が
評価をされるもそこで淘汰されていく厳しい世界
セレクトセールで億越えが優秀とされている中
オーナーの北島三郎氏(アニメのお父さん役)は
360万で落札したという
デビューが3歳1月と遅かったため
ダービーの5月まで毎月出走と言う
今では考えられないローテションを組まれている
そのもがき苦しんでいるさまが
序盤でしっかりと描かれており
トウカイテイオーに憧れて挑んだダービーでは
同期最大の怪物デュラメンテに完敗する
話聞くと所属している厩舎は栗東(関西)だが
北島三郎氏の観戦をさせるためにわざわざ中山や東京の
レースに出していたらしいからね
これがのちの話に出てくるピークアウトにも
絡んでくるけども
キタサンブラックの親友であるサトノダイアモンド
実馬は1歳年下で2億4000万で里見氏(サミーの創業者)
が購入したディープインパクト産駒の良血
彼女もサトノの呪いに悩まされる
サトノの冠名はG1未勝利記録が続いていて
キタサンブラックの同期サトノクラウンも届いていなかった
満を持して向かったクラッシックは
さつき賞3着、ダービー2着とあと一歩届かない
これまでの華々しい活躍ではなく
最初にいきなりG1への高い壁と言うのを見せている
デュラメンテがダービー後に骨折のため菊花賞出場できず
キタサンブラックは落ち込んでいたところで頼りにするのが
自身もトウカイテイオーの同期で菊花賞に臨んだ
ナイスネイチャである
ランニングの道中で近くの商店街の方たちと
交流してファンにさせているというのは
ナイスネイチャが下町生まれで
人に親しまれているという設定にも合わせたのかな
一方サトノダイアモンドはジンクス破りをするために
わざと縁起の悪いことをし続ける荒業に
それぞれ臨んだ背水の菊花賞で勝利をつかむ
ウマ娘では広報担当としてその傍若無人ぶりを
発揮してきたゴールドシップ
キタサンブラックとの唯一の対決だった有馬記念で
ゴールドシップは惨敗をしている
ここでピークアウトと引退宣言と言う
過去のシーズンでは触れていないワードを出した
競走馬も毎回ぎりぎりで競争しているので
個体差はあれど能力が衰退する
引退と言うのはほとんどが選択できない中で
限られた存在が許されるもの
スタッフはリアル志向を強めたというか
アニメ勢の理解度を信用したんだろうなと
この世代は1期の黄金時代と同じく
同期のライバルが存在しており
それがサトノクラウンとシュバルグランである
キタサンブラックが4歳以降
目覚ましい活躍をする一方で
この二頭はキタサンの後塵を拝してきた
奇しくも彼女たちはリベンジマッチをしていて
後半のレースではそこも描かれてはいるけれど
ここでキタサンブラックにピークアウトも
同時に描いたのはよかったかなと
競走馬の成長期は進行度は違えど
おおむね3歳(クラシック世代)になる
そこで無理をした付けが出たなと思ったよ
ここら辺は同じように無茶苦茶な出走して
アイドルとして人間にまつりあげられた
オグリキャップとも重なるんだけど
3度目の有馬で引退レースを飾ったキタサンブラック
現在は種牡馬としてイクイノックスという
「天才少年」を生み出して種付け料が2000万
(サンデーサイレンス、ディープインパクトクラス)
一方キタサンブラックとは2度の対決で
1勝1敗だったサトノダイアモンドは
産駒が目立った活躍できず社台から移送されていた
このアニメでも最終回に匂わせていたけど
競馬はその世代で終わらずにその子や孫が出てくるからね
だからこそ競馬ファンは夢を見るし馬主になるんだろうなぁ~
競馬ゆっくりさんみたいな主人公は嫌だけどw