「星屑テレパス(TVアニメ動画)」

総合得点
67.1
感想・評価
124
棚に入れた
342
ランキング
2625
★★★★☆ 3.4 (124)
物語
3.1
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.3

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ベッギョヴ=モヴロヴピヴーバヴヴ=ウヴ!

何この作品、可愛が溢れてるww
可愛が眩しいww
おでこパシーってなんだよ!この可愛作品ww
なんか全てが可愛いwww
この可愛さが癖になり頭の中で「可愛い♡」がクルクル回りながら視聴するwww
そんな私も可愛いw
ん?なんですか?誰ですか?今、不純物が混じってると思った人は!

さて、本当に可愛い作品。
キャラデザは勿論、キャラ一人一人の雰囲気も可愛いし、物語も可愛いww
後、声優さんもキャラにあった声で、どの子も声に可愛らしさがある。
何か癒される作品です。
ARIAの次くらいの癒し枠だと私は思う。

キャラの発想も可愛い♡

主人公の海果ちゃんの宇宙へ行くロケットの作り方つまりスペースシャトル……
普通のアニメなら多分私は「学生には絶対作れないよ」と否定するけど、ネットで検索する海果ちゃんを見ると可愛いから見てて楽しいのですよね。

さっきから可愛いの連発してるテナさんの語彙力が心配になっているそこのアナタ!
見て頂けたら解る!
ヒロインが可愛いアニメは沢山あるけど、この作品で言う可愛さは、それとはまた別で差別化が出来ていて、可愛いの使い方が上手いかと思います。

原作もこれくらい可愛いのかな?
アニメが可愛いのかな?
もしかしたら原作の方が可愛いのかな?
なんでもいい可愛い作品なのは間違えない。
誰がなんと言おうと、この作品は可愛い!
だから、私は原作を買った!
可愛かった!後、何これ……めちゃくそ泣きそうになるエピソードが割と多い……

ペットボトルロケットを作る話もありますが私もペットボトルロケットには思い出があり、私が小学生の頃に家の近くに男子高があって、よくその学校で遊んでいました。

子供達で言う公園扱いで、よく子供達が遊んだり老人の散歩道だったりwelcomeな学校でした。
今は関係者以外立ち入り禁止ですがw

当時の化学の先生と知り合いになり、よくペットボトルロケットを飛ばして貰ってましたw
何かの実験で飛ばすものらしいですが、私が友達や弟を連れて通うし、無限に飛ばそうとするから先生の体力の限界まで空気をいれては飛ばしてのくり返しで途中から1日何発って制限がつくくらいに気に入ってましたね。

当時から私は空が好きで飛びたかったから空を飛べるペットボトルロケットは私にはキラキラに見えましたね。
海果は宇宙だから私より高いですねw


さて、そろそろキャラについて。

【小ノ星海果】

自分に自信がない女の子。
誰かに気持ちを伝える事が苦手の極度のコミュ症。
地球人とは意思疎通出来ないけど宇宙人なら意思疎通出来るから友達になれると信じている女の子。

自己紹介すら苦手だったけど宇宙人のユウと出会い勇気を出して彼女に自己紹介をするシーンは凄く頑張ったと思う。
ユウと出会い少しづつ変化をしていきます。

海果はね、私は1番好きかな?
理由としては、凄くオドオドしてて自分に自身はなくて、自分の気持ちを伝えられないウジウジした女の子なんです。

けど、彼女は人を信じる気持ちを持っています。
ユウが宇宙人って発言を周りの人は冗談だと思っています。

けど、海果は疑いません。
それをもしかしたら馬鹿だと思う人がいるかもしれない。
確かに、ユウが宇宙人と言う証拠はないけど、彼女はユウの言葉に嘘がない事を見抜き友達として信じているのです。

瞬は周りから噂されてしまい、距離を置かれています。
それを耳にした海果は少し恐怖を感じますが瞬自身を見て、彼女と友達になりたいと思います。
それだって相手の噂や見た目で判断するのではなく自分で相手を見て見極めた結果です。
彼女はしっかり人と向き合おうとする強さを持っているのです。

彼女はよく自分を過小評価します。
それも、多分自分としっかり向き合えるからです。
勿論、殆どの人は自分を大なり小なり過小評価するかもしれないけど、海果は過小評価して更に強くなりたい、そんな自分を変えたいと小さな勇気を持っている女の子なんです。
そう言う気持ちって凄く大切だし、自分としっかり向き合えるから一人一人と向き合えるのかもしれないと感じるからです。

後、彼女は自分の気持ちを表に出すのが苦手なのですが頑張って気持ちを伝える姿に感動します。
私も海果程ではないけど、自分の気持ちを伝えるのは苦手かもしれません。
だから、気持ちを伝えるって簡単な様で難しいのを私も知っているので、小さな勇気をだして気持ちや言葉を伝える姿が素敵だと感じます。
割と気持ちが解る部分も多いので好きなキャラかもしれませんね。


【明内ユウ】

この子は凄く明るくて元気な宇宙人
普段は灯台で魚を捕獲して生活してます。
ただ、彼女は記憶がありません。
彼女に残されたのは宇宙の航海日誌、学生手帳、自分が宇宙人である自覚だけでした。

この子はムードメーカーですね。
常にテンションが高い女の子かな。
私は「リコリスリコイル」の千束の様なポジティブな生き方に少し憧れがありますが、明内ユウの様なテンションで生きてみたいと思えるレベルに憧れますw
何するにも楽しそうだしww

海果はよく悩みます、そんな時に彼女の側にいて居てくれて彼女の背中を押してくれる存在です。
海果が頑張れるのはユウのおかげでユウが頑張れるのも海果のおかげでお互いにお互いを大切にしてる関係が凄く素敵ですね。

この子……髪のお団子をテスト終わりに落としてない?www
机に落ちてる?
お団子を取れるのは「ゆるゆり」の赤座あかりちゃんの特権じゃないの?ww


【宝木遥乃】

灯台の持ち主の孫であり。
2人が灯台に出入りしている事を知り彼女達とペットボトルロケットを作る事になる女の子です。
彼女の夢は宇宙人に地球人の素敵な所や素晴らしさを知って貰う事で、地球から逃げ出して宇宙人の仲間になりたいて考える海果とは反対の意見持っています。

彼女は凄く周りの人を大切にしているのでしょうね。
彼女の見た景色や日常や家族や友達を本当に素敵だと考えているから誰かに知って貰いたいのだと思います。

遥乃はお母さんポジションかな?
常に皆をフォローしたりとかこのメンバーで纏まってるのは彼女のお陰だと思いますww
考え方が1番大人ですよね。
彼女の言葉1つ1つが相手を思いやっているのが凄く伝わる。



【雷門瞬】

海果の提案で機会に詳しい人として仲間に引き入れたい考えるも、追い返されてる。
そして、彼女が最初に友達になりたいと思った女の子です。

周りから少し煙たがられていた女の子。
機会が好きで変わり者の様に周りに扱われていたのですが、海果はそれでも気になっていて中々自分の気持ちを伝える事が苦手な海果が彼女に頑張って気持ちを伝える

言葉も少し意地っ張りで乱暴だし火薬ロケットはやっぱり卑怯だし指摘したら屁理屈並べるし……けど、凄く優しい子だと思います。

乱暴な言葉は照れ隠しなんです。
多少、言葉は乱暴でもこうした優しさの伝わる見せ方がいいですね。
だからか顔は赤いときもあるし顔によく出る子だよねw
あと、学校に来なかった彼女が学校に来て海果達と楽しそうにしてるのが凄く良い!

彼女のニックネームセンス好きですw
「明内ユウ」→「電波団子」
略して「電団(れんだ)」
1度聞いたら忘れられないww

後、彼女が入ってからペットボトルロケット講座が入るのが学びがあっていいねww
ただ、数式の計算は私は……解りませんでした……
私の知力は明内ユウでしたwww



この作品なんですがらこれ可愛いくて楽しい作品だと思っていたのですが、感動もあるのに驚きました、

コミックでも3巻と4巻は私は泣きながらページ捲ったりしてましたし、アニメの後半のロケット選手権の話ありから

ペットボトルロケットを勝利の為に瞬が設計と制をすると話す。
1人で作ると言う彼女に海果は皆で作ろうと話すも却下される。

瞬の「皆を勝たせたい」気持ち。
これは確かに素人が手を出すのは確かに効率的ではないかもしれないし、本気で優勝を狙うのなら、知識ある人間が作り込むのがベストかもしれない。

けど、私はそれを喜べるのだろうか?と言う疑問があります。
優勝と言う結果は勿論嬉しい。
けど、ロケットは1人の優秀な技術者だけがつくったもので、自分達は何もていない。
必要経費を出しているだけ……

チームとして優勝してるのに、その優勝したロケットに手をつけていないって事実が私なら寂しく感じると思うんです。
本人が了承しているとしても、1人に押し付けているような気がして……
勝利も敗北も1人に背負わせて居るような気がして……

せっかく皆で出場しているのだから結果はどうであり皆で作ったロケットで皆で優勝を目指す。
その方が私には魅力に見えるし、ロケットとしては性能が落ちるとしても……
価値はある様に感じるのです。

まぁ、制作の空気は悪いね……
海果ちゃんは怒られちゃったね……
彼女も頑張っているし彼女なりにはしっかり頑張っているのにね。

出来る人は出来るからこそ、出来ない人を見てイライラするのかもしれないし、怒るのも注意するのも相手に期待してるからだと思う。
そして、絶対に優勝したいと思っているからそれだけ本気なんだろうね。

けど、海果がノートに書いてあった「選手権優勝」の一言が瞬に響いて海果ちゃんの気持ちを知る事になります。
海果ちゃんも直ぐに起き上がり自分の気持ちを伝える姿は凄く嬉しかったなぁ〜

なんだろ?海果ちゃんを見てると凄く応援したくなっちゃうんだよねww
私、自身もそんな前向きな方でもないし直ぐに凹むし傷つく事も少なくはないから他人事に見えないと言うか、子供の成長を見守る親の感覚といいますかw

で、大会がスタートするも海果のスピーチも大会の結果もボロボロで……予選負け。
この辺りからメンバーの心はバラバラになってしまいます。
何か見てると痛々しくて心苦しい感じがするのが、この辺りのエピソードですね。

ただ、海果ちゃんは自分の「居場所」に気づけるエピソードでもあるんですよね。
私は「居場所」ってどんな場所なのかな?と思うけどさ。
居場所は探す物でも与えて貰う物でもないんです。
「その場所に居たい」と想える場所なんじゃないかな?と思うんです。

それは誰かには決められる物でも自分で決められる物でもなくて、気づいたらそこが居場所になっているものなんだと思います。
海果の様に、気づいたら案外その場所は居場所になっていて、それに気づいてないだけ、なのかもしれませんよね。

ユウの登場タイミングは何かの力が働いたのでしょうね。
海果は言葉にする事が苦手だけど、その気持ちが言葉に乗って届いたからだと思うんです。
彼女があのまま迷っていたら二度と会えなくなっていたかもしれませんね。



遥乃は優しいね。
自分が評価されて友達が評価されない事に悩んで、友達が夢を諦めてしまった事に悩み続ける女の子ですね。
他人が傷つく事を見たくない優しい女の子。

一緒に目標を目指して頑張っていて自分が評価されて評価されなかった友達が辞めてしまう。
それが現実だし、仕方ない事だとは思う、それでも凄く悲しい事だよね。

けど、そう思うくらいに彼女は優しくて、一緒に頑張る時間が大好きで友達の事を大切にしているからこそ彼女は悩んでしまう。

だから「夢を応援する人」なる事を目指してきたけど、外野からの応援では「本当の意味で、同じ目標に向かう仲間じゃなくちゃ悔しい気持ちを共有する事も傷ついた仲間に声もかけることもできない」だから遥乃は変わりたいと言います。

確かに、そうかもしれない。
エールを送られた側から見たら。
応援ってものは凄く力になる。
例えば試合前ならやる気が上がるし。
試合中なら勝利への推進力になる。
結果を出せば応援に答えられる。

けど、、負けた時の励ましの言葉は、有難いし嬉しいけど……言葉も理解出来るし、励まそうとしてくれる優しさは解る……けど、心には届きにくい気がする。
勿論、全てがそうだとは言わない。

けど、そう言う時はやっぱり同じ痛みを知る仲間やライバルの方が響きやすいかもしれません。

後、遥乃は寂しくて悲しかったんじゃないかな?
応援側と選手側、多くの場合はこの2つに別れますが、遥乃の場合って、選手側に立っている応援者って少し特殊な立場なんですよね。

大会前から負けた後を心配していた遥乃。
自分が一緒に優勝の目標に向けて居なかったことに気づいてしまったり、悲しむ仲間に声を掛けたのも心配も本心だけど、自分はその結果に思ったよりもショックを受けていない事に気づいてしまい、自分の言葉は全て他人事の様な言葉にしか仲間に聞こえていないのに気づいてしまったから。

ホントの意味で一緒に喜んだり悲しんだりしたいと思ったんじゃないかな?
私は上記で書いた彼女の紹介を「お母さんポジション」って書いたんだけど、このエピソードで何故彼女がそう見えたのが解ったエピソードです。

で、その遥乃を居場所に気づいた海果が彼女を励ます為に言葉を伝える立場になるのが凄く良かったですね。

そして、海果は瞬にロケットバトルを仕掛けます。
学校に来なくなった彼女に自分の気持ちを伝えたくて、結果は海果ちゃんの勝ち。

海果の言っている事は瞬に心に刺さります。
それを彼女は否定する、多分本当は嬉しかったんだと思います。
だから、彼女は否定しようと怒鳴り返すけど……

海果の「雷門さんや皆のいる所が居場所になったんだよ、今度は私が雷門さんの居場所になりたい」ってセリフが凄くいいですよね。

私は海果の言葉を聞いて気付かされました。
ずっと、自分の居場所って自分が居やすい場所、心地良い場所、居たいと思える場所なんだと思っていました。

けど、多分居場所って、自分だけじゃなくて相手にとっても、居やすい場所、心地良い場所、居たいと思える場所、なんだと思いました。

居場所は誰が掛けても成立しないし、全員がそこに居たいと思わなければ成立しない。
自分にとっての居場所は誰かにとっての居場所じゃなきゃいけない。
自分一人では成立しないのだと気づかされましたね。

瞬の弱音と本音が凄く素敵でした。
彼女は人に素直になれなくて、今までも何かある度に強い言葉で否定してきた。

瞬「どうせなくなるから最初から要らないだよ。言葉も慰めも」

彼女は言葉が鋭いから沢山の大切な関係性を失って来たんだと思う。
その度に傷ついて悲しんで苦しんで絶望して、そうした痛みが辛くて、周りから拒絶されて、それなら拒絶される前に拒絶しようと考えちゃったんだよね。

瞬「失いたくなかった、本当に失いたくなかったんだ……今だって本当は、またお前達とロケット作りたい」

素直に言葉を伝えるって凄く難しいんです。
素直に言葉に出来る人もいると思うけど、それが少し恥ずかしかったり、思う様に伝えられなかったり、伝えたらどう思われるかな?とか色々と考えちゃうんです。

私も素直に言葉に出来ない人かもしれませんね……
だから、伝えなくて後悔した事もあるし、素直になれてたら自分が得をしてた時もあったし、あんな言い方になって傷つけたよなぁ、素直に言えたら良かったのに、と沢山後悔した事が何度もあります。

だからこそ、本音じゃなきゃ伝わらない事があるのも解るし、伝えなきゃ何も伝わらないのも解る。
けど、1番解るのは、言葉を素直に出せる勇気かな?って思います。

自分の気持ちを素直に話すって何か凄く勇気が必要で、これは海果達がここまで向き合って伝えてくれたから、やっと出せた本音なんだと思います。

瞬を解ってくれた海果、ユウ、遥乃が居たから言えた言葉で私は本当にいい友達が出来たんだねって涙を流しながら観てましたww
本当に失いたくないから言えた言葉なんだと考えると涙が止まりません。
海果が伝えるシーンから私が泣いてるのに更に泣かされるんだからw

海果が体調をクズした時にユウに海果が不意に伝えた一言がユウを悩ませてしまいます。
恋する乙女みたいになっちゃって可愛いw
恋の病ですね。

そして彼女達が見据えた目標も決まり始めますしたね。
アニメ的には最終話だけど物語的にはスタートって感じがしますね。


さて、可愛い作品だけど、共感出来る話も多くて、今期で私が1番泣かされたし1番惹かれた作品でした。

内容も楽しく癒される部分もあれが考えさせられる部分もかなり多く、泣かされまくりです。
後半は私は割とこの悩みを抱えながらも不器用で優しい女の子達に感動させられたり癒されたり、ホントに良かったねって涙を流しながら思える話もあってこの作品は好きだなぁ〜って。

原作は4巻まで出てますが3巻の半分くらいまでがアニメ化されているこら続編は多分かなり先かもしれませんが絶対に2期も見たいですね。
原作は引き続き読みますが、やっぱり私は彼女達とはアニメで出会ったのでアニメでも見届けてあげたいです。

因みにタイトルは宇宙語で「こんにちわ」らしいですw

投稿 : 2023/12/25
閲覧 : 196
サンキュー:

13

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