けみかけ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
続・6つのあったかもしれない可能性を探る物語 1期もこのクオリティでやってほしかったぞ~^^;
前作は6人のヒロインごとに並行した時間軸を描いた作品でした
原作に忠実にクリスマス前後のお話までだった前作に対し、今作はそのまま個別の時間軸を引き継いで直接的な続編になっているのが面白いですね
一部スタッフの変更があったにも関わらず、ヒロインごとに微妙に変わるOPや変則的な演出をしていた中多さん回のナレーション(中田譲治さんw)もしっかり引き継がれてるのにはちょっと関心
前作の最終目標が『クリスマスデート』に固定されてしまっていたのに対し、今作ではヒロインごとに違う季節を描いているのでお話の幅が広くて、まとめて見ても飽きの来にくい構成なのが親切設計っす
それと前作の失敗点でもあった『6人のヒロインは絶対に毎話レギュラーじゃなくちゃいけない』ってのも潔く諦めたみたいです^q^
森島先輩とか卒業してますからな
おかげで響先輩の出番は激減しましたけどwww
また、一番の進歩はやっぱり作画レベルの向上ではないでしょうか
賛否両論あった合田浩章さんのキャラデザも、よりシャープにリファインされたことで原作寄りな絵柄に
本編中の修正もガッツリ効いていて安定してるし、大胆に動かすカットもかなりあったり
オイラに言わせりゃいまひとつ安定感に欠けていた前作とはほとんど別モノです
こうなってくると1期にもこのクオリティが欲しかった・・・って欲が出てきますねw
とりま前作を視聴済みの方で「アレの続きかよ・・・」と敬遠されている方がいらしたらお好きなヒロインの回だけでもチェキってほしいところです
ちなみに棚町編で電話ボックスに張り付く描写があるのでお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが、アマガミという作品は【携帯電話が浸透していない時代】が舞台、という裏設定が実は存在します
どうも90年代中頃っぽいです
{netabare}(厳密にはキミキスと世界観を共有しているらしく、キミキスを現代としてそれに対しおよそ20年ぐらい過去なのでは?というのがファンの間では定説){/netabare}
ケータイ世代とはまた違った、甘酸っぱい味のある恋愛ドラマがやはりあの時代にはありましたなー
とまあ、ホワルバと同じくしみじみですよ