テナ さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
もっと頑張りましょう
タイトルは私の総合評価にしてみました。
最初はアニメネタで聞いた事がある「妹、大地に立つ」ってタイトルが思いつきましたが、タイトルでネタバレはダメかな?と思い断念ww
プロゲーマーの世界を題材にしたテーマ。
私は最初の1話は殆ど期待してませんでした。
ただ、私も一応、ゲーマーでして……
こうして仲間と強さをきわめて協力して勝利する。
その喜びを分かち合う瞬間が大好きでした。
だから勝ったら仲間と喜んだり、負けたら実は裏で泣いたりもしました。
今ではいい思い出でありますけどね。
勿論、私の場合はああしたプロゲーマーの世界に足を踏み込んだ事はないのですが、そうしたゲームから得られた楽しさや悔しさや喜びの気持ちは同じだと思っています。
だからこそ共感が出来る点もあり私は2話めから「もしかして面白い?」3話目から「これ面白いわ」4話目から「割と好きかも」となりましたね。
妹の怪我をきっかけにゲームから距離を置いた主人公、瞬
幼なじみ、望の父の経営する店のチームFOX ONEが借金により選手が辞めてしまい代わりにプロ選手として瞬と望と暁斗はFOX ONEを立て直す事を決意する。
彼らがしているのはFPSのザクセリオンで、このザクセリオンはアニオリのゲームぽいですね。
ちょっやりたくなったんだけどね……アニメキャラがしてたらゲームもしたくなる影響を受けやすいのが私です。
プレイヤーネームを決める時の悠字が個人的に笑ってしまいますねww
暁斗と瞬の美桜の話題を、からめたやり取りは見ていて面白いかな。
後、最初の方の望と悠字の煽る望と態度が悪い悠字のやり取りもお気に入りですね。
FPSのルールとしてはエミコとセシルってお客さん側目線の解説?キャラがいるからルールとしては解るかな?と思いますがゲームって、やっぱりプレーするのが1番楽しいし試合場面はそう考えると少し退屈な部分もあるかも?しれません。
後に、この2人が監督になるんだけど、この2人が救世主になるんですが観察力が凄いですね。
言ってることは全て解る……
マジで強いチームって本当にゲームも対人も研究してて、昔、有名チームのリーダーが自分と仲間が強すぎて敵が居ないから面白くないって理由で解散して、そのチームの指揮&リーダーが来て一時期、凄く勉強になったのを覚えています。
別ゲーの話だけどゲームの動きやダメージの加算の計算方法とか弾き出してるチームもいて、本当に凄いけど、その人達には当たり前だと思ってるから、それが凄いですww
私もマネしようと計算しまくったけど頭の出来が違うから無理でした……
話変わるけど……
悠字のトマトジュースクッキングはヤバいですね……
最後のマジックペンで混ぜるのとかヤバいでしよwww
瞬の妹への罪悪感が少し……切ないね。
昔、ゲームが好きだった瞬はゲーム大会とボランティアのイベントが被って妹にボランティア活動に行ってもらうけど交通事故にあい両足を負傷してしまい歩けない身体になってしまうんだけど……
それをボランティアへ行かせた自分のせいだと瞬は思いこみゲームから離れたのですが……
美桜はお兄ちゃん子で……
多分、ゲームするお兄ちゃんが好きだったのかな?って思いました。
ただ、これから先ゲームをしない理由を妹の世話をする義務って捉えてるのは美桜的には辛いような気がします。
「義務」って言われるとなんだかね……
後、美桜は足を治す事を嫌がっている気もしていましたが、最初はお兄ちゃんやお母さんが介護や働いて中々一緒に居られる時間が少なくて寂しいのかな?って、思いましたが、なるほど……そういう事か
だから、お兄ちゃんが妹の治療費を稼ぐ事に彼女な反対したし、長期入院を嫌がったのかな?
ただ、後半は兄と妹でドロドロした関係になってくるのがなぁ〜
プロゲーマーとしての物語が見たいのに……
悩みもゲームに関しての事にして欲しかった。
こんなドロドロな家族関係を見たいんじゃない。
同じゲームが好きな人種としては悩みならゲームに関してにしてくださいww
シャツの洗剤の匂いあたりから雲行きが怪しいw
何これ……妹さんはヤンデレ彼女ですか?
瞬が女の子と楽しそうに話すのにも不貞腐れるし……
まぁ、足が動かないから縛り付けられるお兄ちゃんが……足が治れば離れてしまう怖さもあるんだろうけど……
瞬のライバルの睦月だけど正直イライラするね。
瞬の周りの人や家族を調べて偉そうに語るけどさ、そんな情報と憶測で言葉を並べる心理トリックと同じじゃん。
瞬の話を聞いたわけでも、美桜と話した訳でもない。
言ってる事は当たっている様に思うけど何も響かない。
気持ちが何一つ見えない薄っぺらい言葉を並べただけの言葉にしか聞こえない。
瞬が美桜と喧嘩した時に、2人はムキになり瞬はしょうもない賭けをします。
それを知った望は瞬を叩きます。
「美桜ちゃんには瞬ちゃんしかいないんだから、瞬ちゃんには皆がついてるんだから、凹んでもどうにかなる、でも美桜ちゃんには瞬ちゃんしか居ないんだから、応援してるから」ってセリフが私は素敵かな。
彼女は瞬も美桜も知っている。
だから、応援しようとしてくれる望の言葉は睦月とは違い、美桜から離れるなって睦月は逆だよね。
私も望と同じかな。
大切な人や家族を捨てて強くなる訳がない。
頑張らきゃいけない時に躓いた時に辛い時に立ち上がり進めるの何かを背負っているからじゃないのって思う。
一時期の衝動で大切な人を突き放すなんて絶対に違うよね。
この美桜ちゃんの件で私がカッコイイと思ったのが、チームの全員が美桜ちゃんの為にって稼いだ30万を手術費にあてようとしてくれるあたりがカッコイイww
こう言うシーン大好きですww
「とらドラ」でも隆二と大河が駆け落ちして櫛枝達が通帳やら別荘の鍵やらおこめ券をくれるシーンあるけど、あぁ言う相手を思いやる優しさのあるシーンは好きですね。
今回の約半数は美桜と瞬への下心ですがww
後は、恋愛面もあります。
ラブコメほどのものはないけど……
瞬と悠字と望の三角関係的な感じだけど瞬は特に意識をそんなしてない感じだけど、悠字と望は自分の葛藤があったりなども。
個人的に、望の気持ちの迷いが凄く可愛いですねwww
少し面白かったですね。
後、悠字と望がお見舞いに来た時の美桜ちゃんの反応がよかったのに、暁斗と流星の時は美桜ちゃんが反応しないのが地味にツボったw
母の瞬がプロゲーマーになる事を反対する話なんだけど……
私は子供のしたい事をやらせてあげたいって思うけど、瞬に関しては私もお母さんと同意見です。
瞬は妹の治療費を稼ぎたくてプロゲーマーを目指そうとする。
母としては多分嬉しいし誇らしいよ?
妹の為に、妹の事を考えて、立派な息子だよ。
けどさ、それは瞬のやりたい事じゃない。
ゲームが好きなのは知ってる。
けど、駿の口からはお金の話や妹の話ばかりで、「自分の為」や「自分がやりたい」気持ちが見えて来なかったんですよね。
それが、お母さん的に辛いと思うんです。
お母さんにとって美桜も大切だけど瞬も大切なんです。
その瞬が自分の人生を犠牲にして妹に尽くそうとするように見えたのかな?って、だから私がお母さんの立場なら私も反対しちゃうかも。
後、お母さんはゲームを少し嫌う節があるんですよね。
それは、多分、瞬が妹の事故で自分を責めるようになったきっかけでもあるゲームが憎かったのかな?
だから、瞬がまたゲームに自分を傷つけられるかもしれないのが怖かったのかな?って感じましたね。
このお母さんからは凄く愛を感じました。
瞬が所属するチームに挨拶に来たりもしてしっかりしたお母さんです。
悠字のエピソードもマネージャーさんは基本的に言ってる事は正しいかな?
事務所に黙ってはよくないかも……
話も聞いてると、彼女なりに悠字の事を考えてはいるけど、イメージばかりの話をして悠字のやりたい事をイメージを理由に頑なに否定するのは違うよね。
今の時代、女優がプロゲーマーを目指しても全然問題ないと思うんだけど……
このマネージャーさんは悠字じゃなくて悠字のイメージを心配してるだけに見えちゃうのですよね。
最後の悠字が正体を明かして評判が悪くないからって手の平を返すのもマネージャーさんもチョロ過ぎじゃない?って思いましたね。
睦月も都合良すぎない?
自分の思い通りの結果を瞬が出したからっていきなり手の平を返した都合のいい言葉を並べ始めるし、アナタ達は何様?って思う……
美桜が立ち上がるエピソードもハッピーエンドではあるよ。
けどさ、勝利の後の兄と妹の言葉も何一つなくEDで流して仲良くしてます感を出すのも雑!
あれだけ、引っ張ってこの結末!
私は確かに感動しやすい人で直ぐ泣きます。
でも、これに関しては「舐めないで貰いたい」
兄がピンチになりお互いが本当の気持ちに気づいて妹が立ち上がり兄は妹の立ち上がる姿を見て鼓舞を贈くられ兄達が勝つ!
いい話しだとは思うけど、「いい話にすれば感動するんだろ?」的な制作側の雑さが伝わる……
まだ、後に兄妹のた会話があればともかく、これの何処に感動しろと……
このEDから伝わるものは、皆で仲良くしてる、ダネコが髪を染めた、ダネコに春が訪れた、の3点しか伝わらないww
この作品は何を伝えたかったんだ……プロゲーマーの世界やそれに至るまでの話じゃなかったの?
序盤で期待した以上に落とされてこれはないよ……
さて、この作品は後半からドロドロになるのが残念かな。
最初は間違えなく面白いと思いますが、プロゲームの世界を見せたいのか、ドロドロの兄妹愛を見せたいのかどっちなの?った思います。
私はこんな作品を見たかったんじゃない。
ゲームから得られる嬉しいさや苦しさを共に感じ共感したいのに……
こんなドロドロな関係に共感しろといいのでしょうか?
悠字の話しも解る部分もあるけどちょっと表現が薄くて……
序盤が良かっただけに中盤から右肩下がりですよ。
バンドなら音楽性の違いで解散するレベです。
序盤が良かったから私は最後まで「ストーリー制の価値観の違い」で解散(視聴切り)しなかったけど……
結局、この作品に私が感じたのはゲームを題材にした作品を作ろうとして、尺が足りないから妹の話で引きづって尺を埋めようぜ!ワンチャン感動すんじゃね?的な浅い作りの作品に感じました。
チームでゲームをする事の楽しさや悲しさや辛さや嬉しさ、ゲームから得られる様々な感情やチーム内で生まれる絆など何一つ伝わらないのがホントに残念でしかないです。