bk958 さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
「神楽様はここ数日風呂に入っていない・・ww」
バブル戦争から十数年後、東京は貧富の格差が広がり、一部の富裕層の快楽都市と化していた。元戦場カメラマンの雑賀(サイガ)は、通信社に勤める友人から依頼された事件を追いかけ、謎に包まれた六本木倶楽部に潜入する。そこで女神と崇められている天王洲神楽と出会う・・・。GONZO制作の変態SFアクション。
まず驚いたのがOPがなんとデュランデュランでGirls on Film(^^)世界観にドハマりなチョイスでGJでした。
大人向け童話と謳っているだけあって社会の闇を切り取ってハードボイルドに仕上げたストーリー。登場する能力者は自らのフェティッシュが具現化するというなかなか斬新で面白そうな設定でひきこまれた。人間の心の闇と、それによって目覚める能力と快楽というなんともエグイ設定です。
随所に新しさと面白さは感じるが全くいかせてない気がする。バトル演出も雑な感じでせっかくの能力が・・。
内容は、主役の雑賀と神楽側では追いかけっこ一辺倒で新たな変態能力者出現⇒撃退とワンパターン。他の登場人物よりだいぶキャラの薄い神楽との逃避行は地味で盛り上がりに欠ける。ただ意図もなく逃げる二人を見せられても面白くはない。ラブストーリーも主軸の一つなだけに、神楽がパッとしないのはマイナスです。
終盤で明らかになる水天宮の過去と復讐の話がとても印象的。敵だと思われた彼にも正義があり、譲れない物がある。そんな水天宮と雑賀とのバトルはアツかった。むしろ水天宮を応援してた。
思い返せば序盤からとても丁寧に描写されていたと思う。水天宮お付きのヤクザも人間味あふれる話がちょいちょいあり、魅力的な敵役だったと思う。タイトルにした変態発言を堂々とするやつもいましたがwwいっても他の能力者も、ただのガチな変態・・・嫌悪感ですww
やはり、崩れまくりな作画と安っぽいバトル演出が残念。バトルが多いので、より残念な感じに。大人向けなのに?・・
30代~40代の潜在的アニメファンがターゲットらしいが、自分は無駄に多い残酷でグロテスクな描写にドン引きして観ていたことは間違いないww30代になったら再度確認してみようと思います。潜在的じゃないからダメかww