「最果てのパラディン 鉄錆の山の王(TVアニメ動画)」

総合得点
69.3
感想・評価
115
棚に入れた
394
ランキング
1855
★★★★☆ 3.5 (115)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ウィル!男(の声)になってるぅ~

2年前に放送された続編

原作小説が現在中断しており
ストックが不安視する中で迎えたが

逆に鉄錆び編を細部まで丁寧に作っており
個人的には評価が高い

タイトルは今作から主人公のウィルが千葉翔也さんに変更したので
「あやかしトライアングル」から拝借させてもらったw

冒頭でウィルがホワイトセイルズ王から
拝領されたトーチポートの領主という模写が出てくる

前作では拝領したところまでしか知らないので
ま~たホワイトセイルズ編みたいに高速展開かと思ったw

その後は森の異変から始まり
徐々に邪龍ヴァラキアカが原因で起きていると知る

討伐するために情報を聞き出すウィルたち
かつてドワーフの王国があった鉄さび山脈におり

トーチポートの移民としてコミュニティーを作っていた
長であるアグネル、ゲルレイズ、グランディルから話を聞く

はるか昔くろがねの国としてドワーフがおさめたが
ヴァラキアカが襲来し対戦に発展

当時の王アウルヴァングルが一太刀浴びせたが
敗れ以降はデーモンとともに支配をしていると聞く

そんな中ウィルとメネルを鍛錬を除く若いドアーフが
彼の名はヴィンダー・ルゥ

アウルヴァングルの孫である

気弱で臆病な性格だったが
ウィルの人柄と討伐に行こうとする勇気に憧れていた

そんなルゥをウィルは従者に雇いたいという
ドワーフたちは王家の末裔が従者になることを反対したが

ルゥは自らの意思で従者になること
祖父の無念を晴らすため自分もヴァラキアカ討伐に参加すること
そしてくろがねの国を再興すると力強く宣言し
従者として鍛えてもらうことになる

今作の好印象はルゥの存在だな
ホントに気の弱い小心者だったのが
従者になってから段々と心の強さを身に着け

討伐戦でかつての仲間の亡霊が現れた際は
ウィルに代わって説得していたし
玉座に座るモンスター相手に自ら進んで戦い勝利をする

前期の場合だと状況説明がモノローグで
話のとっつきにくさがあったが

今期は台詞の情報量が多い会話劇
合う合わないで印象違うと思うけど
私はこの作品にぴったりと思っていた

そしていよいよヴァラキアカ討伐に乗り込む
メンバーはウィル、メネル、レイストフ
ドワーフからはルゥと大戦は参加できなかったゲルレイズ
5人は一層のボートで鉄さび山脈へと向かう

途中でかつての生家に戻りガスと再会
所蔵されている古代の武器を装備し

ヒドラに毒を貰ったエルフを助けて
村に入り病気になっていた全員を
ウィルが祈禱術で治癒する

一期見ていると感じ入る話が続くね

龍相手に挑むのは死にに行くものだと諭すガスに
ここで成し遂げないといけないのならするという
ウィルの強さというかぶれなさが垣間見える

ヴァラキアカとの戦いは大苦戦して
ウィル以外は気絶させられる大ピンチに陥るも

加護されている女神グレイスフィールと
かつて戦った不死神スタグネイトの助力を受け
何とか咆哮をする瞬間にウィルが斬撃した

スタグネイトが分身体というのは一期で知っていたが
今期は女性の声でカラスという登場で

まさか最終回グレースフィールのお姉さんだったとは

ちょっと昔話との入り組んだ部分あるから
初見殺し感強いけど私は楽しめた

今回は1期と違い戦闘がもっさりしていたが
邪龍とウィルの対決は名乗ることで自らの意思を示していて
いいと思ったね

源平合戦の武将同士が名乗り合って戦うのと似ている

原作1巻を丸々12話につぎ込んだ事で
デメリットもなくはないけれど

キャラの掘り下げも十二分に出来ていたし
総仕上げという意味ではよかったと思う

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 137
サンキュー:

2

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