7でもない さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ベテラン監督が丁寧に丁寧にひたすら原作通りに作ったアニメ
ベテラン監督が丁寧に丁寧にひたすら原作通りに作ったアニメ~でも正しいアニメ化ってなんだ?
原作者既読者によると、本作は原作をなるべくカットせず丁寧にアニメ化してるという。
これ以上トリムすると、設定や話のダイナミズムを損なうから、編集してはいけないと主張している。
たしかに最近のジェットコースターみたいな速度で原作をダイジェストで飛ばしていくアニメ化の方法論には疑問を持っていた。これは夢見る男子は現実主義者項でも触れた。30分枠、1クール12話(最近1クール13話も復活してきたね。2023/9記)という枠にぎちぎちにつめこめられ切り刻まれる作品群はどこかしら魅力も若干失ったようで、いつもどことなく不満を感じていた。
それを本作はナデシコやステルヴィアなどの佐藤竜雄監督が丁寧にアニメ化してくれた。
だが、アニメ初視聴勢として正直な感想としては冗長で長いし、ダレる。ヴァーミリオだけ戦闘演出が優先されてて炎を纏った戦闘はみていてかっこよくかわいいし、声優ががんばってるお陰で魅力を感じる。またヘルクもいつものキリト系主人公じゃないのは良かったけどそれ以外は正直あまり・・・・。
うしおととらやカラクリサーカスみたいに製作がかなり無理して3クールを確保して、さらに制作ががんばって作品を枠の中に作品の要素をまとめあげても、原作ファンからはボロカスに言われる。
かと言って本作みたいに、ひたすら原作通りにやってもだらだらしてると多くの視聴者に思われるし、原作読者から、原作だとここらへんはさくっと読めるから気にならないんだけどなみたいに言われる。
じゃあ何が正解なのだろう?正しい漫画のアニメ化は相変わらず謎だ。
初見
2023/06 "連続"2クール