Bハウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
男の子が男の子としてみたい作品
Xのエゴサーチでもここでも作品批評激辛でワイむせび泣く
個人的には終盤の盛り上がり方や最終決戦に向かうキャラの立たせ方
最終回の流れまでカタルシスは十分感じたんだけどね
こういう作品は比較対象多いし
ロボアニメ好きからすると甘い部分あるから
嫌われるのは仕方ないかもしれない
あかほりさとるの小説みたいなもん(*‘ω‘ *)
さてこの話を分かりやすく書いていくと
樋口真嗣監督作品の雰囲気満々な設定と
零細企業を主人公にする昔だと三谷幸喜
最近だと池井戸潤作品の合わせ技というところかなw
九州にある龍眼島が謎のガスを発生して全島民避難している中
島内では巨獣と呼ばれる謎の生物が発生していた
それを駆除しているのが舞台になる波止工業
物語は駆除のロボットを設計している蟹江技研から
開発者でもある沖野が波止に出向するところから始まる
初めは自身が開発したブルバスターに自信を持ち
ゲーム感覚で巨獣を倒そうとしたり
会社のイメージアップのため企業ロゴを
一新しようとするのでそこから嫌っている人がいるのかな?
私的には踊る大捜査線の青島みたいやな
程度にしか感じていなかったけど(美化しすぎ)
しかし巨獣との戦いで生死をかけるリアルを知り
自らが進めたHPで巨獣の映像を全面公開してしまったことで
大問題になってしまい社長の田島が島民に頭を下げているのを見て
自分の浅さを知って落ち込む
こういうシーンがあって励ますのは
普段は手荒い職人肌の元漁師武藤
和久さんみたいな存在と言えばそうかなw
一方で同じパイロットで元島民でもあるアルミは
カメラにとらえた巨獣に見覚えがあり独自に調査へ
沖野はアルミが単独で島へ向かったのを知り
謹慎を破ってプルバスターを出撃させる
ここで捕まえて塩田バイオで解析したところ
巨獣はもともとは家畜用の動物であったこと
アルミたちが捕らえたのは飼い犬だったシロだと判断される
巨獣の原因を突き止めるのがうえしゃま演じる
水原という研究員なんだけども
ここもね個人の調査で調べ上げられるほど甘いといえば
甘いんだけどね
巨獣を生んだのはガスが発生したからと思われていたが
ガスを発生させる以外の原因を追究した所
かつて塩田在籍時に田島が手掛けていた
プラント計画で使用された人工ウィルスが作用して
動物に刺激を与えて変異したものというのが証明される
塩田は波止を吸収合併することで隠ぺいしようとしており
田島も経営状況から考えれば受け入れざる得ないが・・・・・・
ここから主人公が田島社長になるのも面白いよね
ダイガード見ていた私にとってみるとあの時
パイロットでスカしていたあんちゃんが20年経って
役職背負ったんだなとw
三木眞一郎さん好きとしてはこの後の展開は
美しすぎて嗚咽しそう
最終盤は島の領有を強引に進めた塩田
残された時間を使って巨獣駆除しつつも
原因となったウィルスを検出するという流れで
最後はダメかと思わせてそう来ますかのオンパレード
てか塩田のデータを勝手に持ち出した鷲尾って何ものw
ロボットアニメはワンクールに向かないを提唱している私なので
本作も該当するとは思うのよね
2クールあれば塩田がなぜプラント開発を進めたか
鷲尾はどこの会社から塩田の役員として送り込まれたのか
巨獣の生成はどういう意図があるのか
ここら辺がきっちり語られて話として纏まったと思う
ハゲの特効薬が龍眼島に生成するキノコから作れるという
どうでもいい情報しか知らないんだしw
でもノリは悪くないし
このみんのEDは久しぶりに感情に刺さる名曲
それに出会えただけでも十分価値はあると思う