テナ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とあるシャイなHEROの物語
ヒーロー物の作品です。
ヒーローは特撮のイメージなんですが私がヒーロー作品で思い出すのはやっぱり「TIGER&BERNIE」ですね。
で、こちらの作品も面白いですね。
私はタイバニの方がやっぱり好きだけど、こっちのヒーローも私は楽しめましたね。
シャイは日本のヒーロー
ジェットコースターの事故でシャイは沢山の人を救出するも、1人では手が足りず乗客の1人「イコ」が重症の怪我を負ってしまう。
それで世間はシャイを叩き始める様な報道や専門家の発言やネットの声があります。
確かに、全員無傷で救えたら凄いかもしれない。
重症と言う怪我人が出た以上、命を落とした人は居なくて良かったねって事故を手放しで喜べないかもしれない。
それでも、違うと思うです。
ペペシャも言っていたけど、「ヒーローが全ての人を救えるわけじゃない」ってのが本当にそうで、被害者は出てしまったけど、命を落とした人は居なかったじゃない、彼女が助けなかったら全員死亡してたよ?
その救おうとしたヒーローを叩いたり心無い言葉で傷つけていい理由にはならないよ。
それぞれの考え方があったり意見はあるのも解る。
けど、その心無い言葉を本人に伝わる様な場所で間接的に傷つけるのは違うと思う。
確かに、全ての人がそんな人じゃないし1部の人だと思う。
気にしなければいいって思うけど、そんな1部の事で塞ぎ込んでしまう子だって居るんです。
シャイがまさにそうでしたね。
だから、私なら「頑張ったね」って声を掛けてあげたかったかな。
ヒーローだろうと勇者だろうと英雄だろうと人間です。
1人の人間に救える命なんて限りがあります。
それでも、最後まで諦めない、救える命を1つでも多くの命を救おうと頑張るシャイはカッコイイヒーローなんだと思います。
彼女の救った命がある、それは評価されるべき事じゃないかな?と思います。
で、ジェットコースターの事故で怪我をした小石川 惟子がシャイのクラスに転校してくる。
で、ここまでが1話のエピソードなんですが、ペペシャってヒーローネーム「シャイ」ではなく「テルちゃん」って現場本名呼びしてるけどいいのかなwww
身バレしない為のヒーローネームじゃないのかなww
シャイは正体を隠して惟子にシャイについて聞くも彼女から出た言葉は凄く優しくて素敵でしたね。
シャイも少し元気に元気になりましたね。
で、そんな惟子が敵の罠に落ちてしまいます。
心の憎悪を暴走させられてしまう。
自分の両親の火事での死や自分が怪我をした事でシャイが傷つけられた事を自分のせいだと悩み自分の事を恨み続けて生きてきた女の子なんですが……
シャイはそんな惟子の心と対峙する。
彼女の両親の様に火事から救ってくれた人が居て、それで命を落とした事を救った人が自分を責めていたら悲しいと思う。
救われた側としては自分のせいでとか考えちゃうと思うし、素直には喜べないよね。
けど、そうなった場合ってさ。
頑張って生きなきゃって思うんです。
救ってくれた人は、その人を苦しめたくて救った訳じゃなくて生きて欲しいから救ってくれたと思うからです。
そうじゃないと救ってくれた両親が救われない気がするんですよね。
ヒーローの統括のユニロード略してユニっちが鍋スープを運ぶシーンがあるのですが顔を隠して熱々の鍋を運ぶのは危険だと思いましたね……家庭的ではありますが危険ww
ヒーローのスターダストはなんだろ?
サイコパスの厳しいヒーローかな?
初登場では頼まれた戦いでありながらも余り良い印象ではないけど、シャイの言うスターダストの優しさは少し解りにくい優しさ、厳しさの中にある優しさって奴ですね。
最後はシャイを認めてくれましたね。
ヒーローのレディブラックはにぎやか人ですね。
後、なんか挨拶を毎回する所から目立ちたがり屋なのかな?
口では偉そうなのに言うけど最後は毎回優しいヒーローっ感じかな?
ヒーローのペペシャはシャイのヒーロー友達ですね。
面倒見のいい先輩ヒーローと言うかいつも陽気でお酒飲んでるイメージだけどいつもシャイの味方で居てくれるヒーロー。
ヒーローのミャンロンは子供っぽいヒーローですね。
少し戦い方が面白いキャラですね。
基本はカンフーらしいけど相手を眠らせたりとか割と優秀?な感じのヒーローですね。
物語は王道で敵(アマラリルク)がしっかりいるのですが、中には中休的な話もあります。
気の貼る話しも多いですがそうした話ばかりではないですね。
VSクフフ&ジュベタの戦いはギャグ満載かな?
ギャグバトルで言えば「マッシュル」とかが記憶に新しいけど、あぁ言うとんでもギャグバトルほどではなくても敵の2人の掛け合いが面白く見えますね。
そう言う意味でも敵も魅力的ではあるかも。
ペペシャの母の過去は辛いね。
娘を大切に思うからの苦しみ。
幼いペペシャの絵を見て娘に申し訳なくなってしまうのも、親としては子供にいい物を食べさせたいって思うし、娘が書いた絵も悪気がないのも知っているけど、母の立場からすると絵のように沢山食べさせてあげられない、笑顔にしてあげられない、それが凄く心に来るものがあるんだろうなぁ〜
彼女の心情の見せ方は上手かっですね。
アマラリルクのメンバーが子供の姿の理由、大人になる事を否定しようとする理由、彼らの理想、子供たちの為を主張する理由など、敵側の組織が抱えているヒントの様な物を感じとれましたね。
この親子は多分会話が足りなかったんだと思う。
お互いに遠慮して本心から会話が出来なかった……
お互いに嫌われるかもとか、嫌われてると思っていたから、大切な人に嫌われるかもしれないから言い難い事もあるよね。
解るよ。解る。
けど、言わなきゃ解らないし伝わらない。
いいじゃん、それで喧嘩しても嫌われても仲直りすればいいじゃん?
言わないで苦しむ(苦しめる)なら同じだよ。
それなら伝えよう、そして喧嘩してしまっても仲直りすればいいよ。
伝えなくて溝が深まるなら、伝えて溝を埋めようって思いますね。
このエピソードでペペシャ側とジュベタ側の目線で語られるんだけど凄く涙が出ました。
彼女は母が居なくなった後に、気持ちを伝えられなかった事を後悔してたけど、ホントに伝えなくて後悔する事ってあるよね。
私も中学生の頃に意地を張っては反抗心からお婆ちゃんに八つ当たりをして謝れずにお別れしてしまい謝りたかったと思いながら生きてたりするし、私と仲良くしてくれたお友達が突然の病に倒れた時は、もっと私の好きな物を知って貰ったり沢山の話をもっとしたかったと後悔した事は今も覚えています。
だからこそ、私はペペシャ親子が最後はお互いに本心で会話が出来て良かったと思いました。
結局、お別れになっちゃったけど、お互いに誤解して後悔を残したままお別れにならなくて本当によかったと。
ペペシャの母は大人になり親になり背負う物も守る者も増えて理不尽な社会に打ちのめされて、それでも、頑張ってきた人です。
彼女の心が染まってしまったのも気持ちとしては解るし、だからこそ幸せだった子供時代に戻りたいって気持ちは解る。
確かに大人になると理不尽も不安も増えるけどさ、大人じゃなきゃ守れない者(物)もあるんですよね。
だからこそ彼女の最後のシャイとペペシャにこの世界の平和を託したのだと思います。
大人になったヒーロー達に。
ラストは区切りは良かったね。
一段落して平和的な終わり方でしたね。
なんだか、惟子ちゃん久しぶりww
最期は惟子がヒーローぽかったねww
友達の為の看病凄く良かったと思いますw
エビオさん、家事出来るんだww
布団叩きやご飯作ってるじゃんww
ラストは意味深な終わり方。
クフフさんの釣りってなんなんだろ?
あれって人の心の闇の成れの果てとかなのかな?
割と意味深なシーン。
そして、気になるのはシャイのお姉ちゃん……何かあるよね……きっと……
さて、ヒーロー作品としての評価は少し解らないですね。
人助けも勿論するのですが、どちかと言えばヒーローと言うか異能バトル感も が強いかな?
ヒーローアニメで言うなら「タイバニ」くらいしか知らなくて比較対象が少ないけどww
グリッドマンもヒーローらしいけど、アレは私から見たらロボット系になるからヒーロー感はあまりしないしww
ただ、ストーリーやメッセージ性もしっかり描かれるいたし戦闘面とコメディ面がのバランもいいしヒーローも悪の組織も今のところどちらも魅力的だと思うし面白い作品かと思います。
最期はコンテニューでしたし2期あるのかな?あるなら見たいなぁ〜
原作も結構出てるし是非続編をw