円 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
時代が早すぎた作品
このアニメが作られ放送されたのは2006年。その頃の人気アニメといえば日常系であったり、バトル系でも面白い作品が多い印象。
そんな中でこの作品は時代が早すぎたとしか思えない。
このレビューを書いているのは2023年だが、ここ10年の作品の風潮として「どちらか片方が正義ではない」という作品が多い。
主人公側にも正義はあるが、主人公が倒そうとする敵側にも敵側なりの正義や過去があることにフューチャーする演出がよく見られる。
そこでこの作品はどうだろうか。
ほとんど前述の通りなのである。
人民軍にも神聖皇帝軍にもそれぞれの正義や過去がありどちらが「正しい」ではないことが劇中で明確に述べられている。
2006年に最終回までしっかり放送されなかったとのこと。
しかし、今一度見直してみてほしい。今の時代の価値観に合っている作品だと私は思う。